pcnick
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225 困ったお手紙 |
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225为难的信 |
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その後も俺たちは、サポート役を何度か交代しつつ、メアリたちを鍛え続けた。 |
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在那之后,我们也多次更换了支援角色,不断锻炼着玛丽们。 |
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特に日数は決めていなかったとは言え、慣れない野宿に、メアリたちもすぐに音を上げるだろうと思っていたのだが、実際にはそんな事は無かった。 |
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虽说没有特别规定天数,但我觉得在不习惯的露宿里,玛丽们也会马上发出声音,但实际上并没有这样的事。 |
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聞いてみると、ミーティア曰く「ケルグで生活していたときより快適なの!」らしい。 |
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问了一下,米蒂亚说:“比起生活在科尔格的时候更舒服!”好像是。 |
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これは、メアリとミーティアに用意した折りたたみベッドが快適だったのに加え、お腹いっぱいに食べられる食事も影響していることは、ほぼ間違いないだろう。 |
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这是因为,为玛丽和米蒂亚准备的折叠式床很舒适,再加上能吃饱的食物也会影响到这一点,几乎是没错的吧。 |
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特に肉に関して言えば、消費しきれない量の魔物が出てくるし、メアリたちでもピッカウ程度なら斃せるので、自分たちで手に入れた肉が食べられるのも嬉しかったようだ。 |
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特别是关于肉的话,会出现消费不完的量的魔物,就算是玛丽们也会死在皮划艇的程度,所以能吃到自己得到的肉也很开心。 |
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後は、寝るときは空のある15層に移動していたので、ダンジョン的な暗さが無かったことも一因としてあるだろうか。 |
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之后,因为睡觉的时候会移动到有天空的15层,所以没有地下城的黑暗也是原因之一吧。 |
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そんな感じで、ダンジョン内で日々を送ること1カ月以上。 |
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以那样的感觉,在地下城内度过每天1个月以上。 |
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俺たちが一区切りを付けて久しぶりに自宅に戻ったときには、季節は少し秋の装いを見せ始めていた。 |
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当我们告一段落回到久违的家中时,季节开始稍稍展现出秋天的装束。 |
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「最近、ハルカさんたち、来られませんねぇ」 |
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“最近,Haruka他们都来不了呢。” |
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朝夕の繁忙期を除くと基本的に暇なラファンの冒険者ギルド。 |
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除去早晚的繁忙期,基本上是闲着的拉风的冒险者行会。 |
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そのカウンターで私は今日も、のんびりと過ごしていた。 |
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我今天也在那个柜台悠闲地度过了。 |
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そんな私の暇つぶし――もとい、一服の清涼剤的存在はハルカさんたちのパーティー、明鏡止水。 |
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这样消磨我的时间——也就是说,一服清凉剂般的存在是Haruka他们的派对——明镜止水。 |
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――彼女たちはパーティー名をあまり使われないので、たまには確認しないと忘れてしまいそうです。 |
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——她们很少使用聚会的名字,所以偶尔不确认一下的话可能会忘记。 |
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イキってる若い子のパーティーだと、大げさなパーティー名を付けて、無駄に連呼して名前を売ろうとしたりするんですけど、彼女たち、そんなところが皆無だから。 |
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在年轻人的聚会上,会加上夸张的聚会名,徒劳地连呼来卖名字,但是她们根本没有这样的地方。 |
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もしかしてエルフ族のお二人は、結構年齢が高いんでしょうか? |
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难道精灵族的两位年龄很高吗? |
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獣人族と人間族の3人は見たままだと思いますけど。 |
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我想兽人族和人类族3人还是见过的。 |
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まぁ、そんな彼女たちは、他の冒険者に比べると、あまり頻繁にはギルドに顔を見せないのですが、それでもこのギルドでは一番の稼ぎ頭。 |
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嘛,那样的她们和其他的冒险者相比,虽然不怎么频繁地在行会上露面,但是在行会上是最赚钱的。 |
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一部業績連動な私の給料にも反映されて、ウハウハです。 |
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一部分业绩连动的我的工资也反映出来了,哈哈哈。 |
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彼女たちが来るまでは、ちょーっと稼げる様になったらラファンからいなくなる冒険者ばかりで、支部長も腐ってたんですが、最近は機嫌が良い感じです。 |
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在她们来之前,只要稍微赚点钱,拉斐尔就会不在了,都是冒险者,支部长也腐烂了,最近心情很好。 |
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支部長になると権限も増えますが、給料の大半が業績連動ですからねぇ。 |
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成为支部长的话权限也增加,不过,工资的大半是业绩联动。 |
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田舎の支部長になってしまうと、下手をすれば給料が下がっちゃうこともあるわけで。 |
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如果成为乡下的支部长的话,搞不好的话工资也会下降。 |
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その支部のたたき上げならそれも受け入れられるんでしょうが、都会からやって来た場合は……ま、実質は左遷ですね。 |
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如果是那个支部的奋斗的话也可以接受,但是如果是从城市来的话……嗯,实际上是降职。 |
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うちの支部長はケルグの副支部長からだったので、多分、お給料大幅ダウンですね。 |
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我们支部长是来自科尔格的副支部长,大概工资会大幅下降吧。 |
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ですが、それも過去のこと。 |
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但是,这也是过去的事。 |
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ハルカさんたちのおかげで、彼のお給料はケルグの時以上になっているでしょう。 |
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多亏了Haruka他们,他的工资比凯尔格的时候多了吧。 |
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それに、ハルカさんたち、当面はこの町を離れるつもりも無い様ですし。 |
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而且,Haruka他们目前也没有离开这个城市的打算。 |
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早いうちに家を建てさせた私、偉い! |
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我很早就让你建了房子,真了不起! |
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お手柄です。 |
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有功。 |
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ボーナスとかあっても良いんじゃないでしょうか? |
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有奖金不是也可以吗? |
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その代わり、時々面倒な相談を受けることもあるんですが……問題なく対応できる範囲ですし、この支部、忙しくないから別に良いんですけど。 |
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但是,有时也会接到一些麻烦的咨询……这是可以毫无问题地应对的范围,这个支部不忙也没关系。 |
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というか、私はそれに対応してますけど、支部長は何もしてないのに給料が上がってるって、不公平じゃないですか……? |
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话说回来,我在对应那个,支部长什么都没做却涨工资,这不是不公平吗……? |
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――今度、面倒そうな相談があったら支部長にやらせましょう。そうしましょう。 |
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——下次如果有什么麻烦的事情要找支部长商量。就这么办吧。 |
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もしくはボーナスの支給を求めましょう。 |
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或者要求支付奖金吧。 |
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いや、まぁ、ハルカさんたちに対応すると役得もあるんですけどね。 |
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不,嘛,对应Haruka他们的话也有好处。 |
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時々、お裾分け、貰えますし。 |
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有时也能分送下摆。 |
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先日頂いた梨とリンゴはとても美味しかったです。 |
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前几天收到的梨和苹果很好吃。 |
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そろそろディンドルの季節ですが、今年もハルカさんたち、採りに行ってくれるでしょうか? |
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马上就到了丁美元的季节了,今年Haruka他们也会去采吗? |
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利益だけを考えると、少し難しい気もしますけど、エルフの新人冒険者、居ないんですよねぇ、今年は。 |
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只考虑利益的话,稍微有点难,不过,妖精的新人冒险者,不在哟,今年。 |
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いえ、『今年は』と言うか、滅多にいないんですけどね。 |
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不,说是“今年”,其实很少有。 |
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どちらかと言えば、ディンドル目当てに、この時期だけこの町に来るケースの方が多いのです。 |
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要说哪一种的话,有很多人只在这个时期来这个城市,目的是为了买丁美元。 |
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そういう人は自分たちで食べる量を収穫したら、すぐに出て行ってしまうので、あまりおこぼれに与れないんですよねー。 |
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因为那样的人如果自己收获了吃的量,马上就出去了,所以不太能给多余的东西。 |
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ハルカさん、顔を出してくれたら、お願いするんですけど……。 |
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Haruka,如果你能露面的话,就拜托你了……。 |
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それに、牛乳瓶もそれなりの量、出来ていますから、そろそろ取りに来て欲しいところです。 |
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而且,牛奶瓶也有相应的量,希望差不多该来取了。 |
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宝珠や錫杖の鑑定結果も届いていることですし。 |
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宝珠和锡杖的鉴定结果也送到了。 |
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やっぱり今日もダンジョンに行っているんでしょうか? |
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果然今天也去了地下城吧? |
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「副支部長、お手紙が届いています」 |
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“副支部长,来信了。” |
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「あら、ありがとう」 |
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“啊,谢谢。” |
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ぼーっとしていた私の下に部下が手紙を持ってきたのは、そんな時だった。 |
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部下给发呆的我带了一封信,就是在那个时候。 |
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ギルドの輸送網を使って時々届く手紙。 |
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有时会使用行会的运输网收到信。 |
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一般人も利用出来るシステムですが、安くはないので使う人はあまり多くありません。 |
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虽然是普通人也可以使用的系统,但是因为不便宜所以使用的人不多。 |
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私に届く手紙も、ギルドからの業務連絡か、うちの母から届く手紙のどちらか。 |
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给我的信也是行会的业务联络,还是我妈妈寄来的信。 |
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今回は――。 |
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这次是——。 |
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「母さんですか。いえ、実質は叔父様からでしょうね」 |
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“是妈妈吗。不,实际上是叔叔送的吧” |
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母の名義で届く手紙ですが、どちらかと言えば母の手紙はおまけで、本命は母の妹、つまり叔母からの手紙です。 |
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虽然是以母亲的名义寄来的信,但总的来说母亲的信是免费的,本命是母亲的妹妹,也就是姑母的信。 |
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そしてその手紙の本題は、叔父の用件という、なんとも複雑な手紙なのです、これ。 |
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而且这封信的主题是叔父的事情,是一封非常复杂的信。 |
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尤も、費用を出しているのが叔父なので、母はそれに便乗させてもらっている代わりに、名前を貸しているって感じですね。 |
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不过,因为出了费用的是叔父,所以母亲让我坐那个,但是我觉得是借了名字。 |
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母の手紙は大抵、私の健康を気遣う内容や、結婚しろ的などうでも良い物ばかりなので、横に避けておき、それなりに大事な用件の書いてある叔母からの手紙――実質叔父からの手紙を読みます。 |
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妈妈的信大多都是关心我健康的内容,结婚之类的无所谓的东西,所以我会避开一旁,读写着重要事情的姑母的信——实际上是叔父寄来的信。 |
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「ふむふむ……わぉ、なかなかの無茶振りですね。さすが叔父様」 |
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“嗯嗯……哇,真是太乱来了。不愧是大叔” |
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叔父さんからのお願いは、毎回面倒な物が多い――それこそ、ハルカさんたちからの相談が可愛く思えるぐらい――のですが、今回もまた同様だったようです。 |
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叔叔每次拜托我的事情都有很多麻烦的东西——正是因为这样,我才觉得Haruka他们的商量很可爱——但是,这次好像也是一样。 |
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「田舎の冒険者ギルドに、何を期待しているんでしょうね、叔父様は」 |
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“你对乡下的冒险者行会有什么期待呢,叔叔呢?” |
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今回の『お願い』は、ダイアス男爵への結婚祝い。 |
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这次的《拜托》是为庆祝戴斯男爵结婚。 |
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この領のお隣で、叔父様――ネーナス子爵よりも爵位は低くとも、お金持ち。 |
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在这个领地的隔壁,即使爵位比叔父——汉纳斯子爵还低,也是个有钱人。 |
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それなりに気を使う必要があるお相手です。 |
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对方需要相应的注意。 |
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この度、その男爵の継嗣が結婚することになり、それにふさわしい祝いの品を用意できないか、と。 |
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这次,那个男爵的继承人结婚了,能不能准备适合的庆祝品呢。 |
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冒険者ギルドなら、何か珍しい物があるのではないかという事なのでしょう。 |
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如果是冒险者行会的话,应该会有什么新奇的东西吧。 |
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普通なら、『素直に、ラファン特産の高級家具を贈れ』と返答するところですが、幸いなことに今は良い物が――いえ、今は無いですが、手に入る予定があります。 |
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一般情况下,我会回答“坦率地赠送拉风特产的高级家具”,幸运的是现在有好东西——不,虽然现在没有,但是我有拿到的计划。 |
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レッド・ストライク・オックスのミルク。 |
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红好球牛乳。 |
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新婚の貴族にこれほど適当な物は無いでしょう。 |
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新婚贵族没有比这更合适的了吧。 |
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100本程度は贈りたいので、明鏡止水の皆さんにはちょっと苦労を掛けることになりますが、お願いすればきっとなんとかしてくれるでしょう。 |
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因为想送100瓶左右的,所以要给明镜止水的各位添点麻烦,拜托的话一定会想办法的。 |
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「こっちはこれで良いとして、問題はもう1つですよね」 |
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“这边这样就可以了,问题还有一个。” |
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『腕が良くて信頼できる冒険者を安く雇いたい』。 |
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“我想雇一个技术好、值得信赖的冒险者”。 |
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ふざけるな、って話ですよね。 |
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是说不要开玩笑吧。 |
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腕が良い冒険者が、安く雇えるわけないじゃないですか。 |
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技术好的冒险者不可能雇佣得便宜吗。 |
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更に信頼できるって、無理に決まってます。 |
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更值得信赖,这是不可能的。 |
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『冒険者ギルドは便利屋じゃないんですよ?』と、これまたいつもなら返答するところです。 |
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“冒险者行会不是便利店哦?”这个如果是平时的话,我会回答的。 |
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そもそもラファンに腕の良い冒険者なんていませんでしたし。 |
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说起来拉风里面也没有技术好的冒险者。 |
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けど、今のラファンには明鏡止水が居るんですよねぇ。幸いと言うべきかどうかは悩むところですけど。 |
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但是,现在的拉斐尔有明镜止水呢。我很烦恼该不该说是幸运。 |
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それに、叔父様の気持ちも解ります。 |
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而且,我也理解叔叔的心情。 |
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その冒険者が必要となる理由が、ダイアス男爵の結婚式へと出席するためなのですが、ネーナス子爵領とダイアス男爵領との間の街道はあまり安全じゃないのです。 |
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需要那个冒险者的理由是为了出席戴斯男爵的婚礼,不过,纳纳斯子爵领和戴斯男爵领之间的街道不太安全。 |
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山や森が間にある関係で、盗賊が出るのです。困ったことに。 |
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因为山和森林之间的关系,才会有盗贼出来。为难的是。 |
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ついでに言えば、魔物も。 |
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顺便说一下,魔物也是。 |
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それの取り締まりができていない、ネーナス子爵とダイアス男爵の責任ではあるのですが……そこを通るのが私の従姉妹となれば、『残念でしたね』と済ますわけにもいきません。 |
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虽然这是没能取缔的妮娜子爵和戴斯男爵的责任……但是如果通过那里成为我的表姐的话,也不能说“太遗憾了”就完事。 |
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イリアスは、私にとっても可愛い妹みたいなものですから。 |
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伊莉丝对我来说也像可爱的妹妹一样。 |
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本来ならネーナス子爵の領兵が護衛をすれば良いのでしょうが、現在はケルグに人手が取られていることに加え、得意とする分野が兵士と冒険者では異なります。 |
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本来应该是纳纳斯子爵的领兵做护卫就可以了,但是现在除了被凯尔格拿走了人手之外,擅长的领域士兵和冒险者是不同的。 |
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魔物と盗賊が出てくる森や山道。そんな状況にどちらが強いかと言えば、やはり冒険者でしょう。 |
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出现魔物和盗贼的森林和山道。要说那样的状况哪边强,还是冒险者吧。 |
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それでも大勢の兵士で護衛すれば、多少不得意でも問題は無いのでしょうが、今は人手が足りませんから……本当に、サトミー聖女教団とか、迷惑な物が現れたものです。 |
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尽管如此,如果有很多士兵来护卫的话,即使多少有点不擅长也没问题,但是现在人手不够……真的出现了萨特米圣女教团之类的麻烦的东西。 |
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――叔父様本人が行けば良いのに。 |
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——大叔本人去就好了。 |
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叔父様なら死んでも良いってワケじゃないですけど、武器は使えますからね、イリアスよりも。 |
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叔叔的话死了也没关系,但是武器是可以使用的,比伊利亚特还要厉害。 |
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「腕と信頼性なら明鏡止水で決まりですが、安く引き受けてもらうなんて、できませんし……どうしたものでしょうか?」 |
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“胳膊和可靠性的话,明镜止水是决定好的,但是不能便宜地接受……到底是怎么回事呢?” |
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剣の買い取りはスムーズに行われたみたいですから、明鏡止水の皆さんとしてもネーナス子爵に悪感情は持っていないはずです。 |
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剑的收购好像顺利进行了,明镜止水的各位应该也没有对妮娜子爵抱有恶意。 |
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私がお願いすれば引き受けてはもらえそうですが、問題は報酬ですね。 |
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如果我请求的话应该可以接受,但是问题是报酬。 |
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ギルド職員としても、彼女たちの知り合いとしても、不当な安値で使うわけにはいきません。 |
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无论是行会职员还是她们的熟人,都不能用不合理的低价。 |
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かといって、子爵家のメンツ的にも、私がお金を出すわけにはいきませんし……。 |
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话虽如此,从子爵家的面子上来说,我也不能出钱……。 |
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イリアスのためなら、少しぐらい出しても良いんですけどね、私としては。 |
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如果是为了伊利亚特的话,稍微出一点也可以,但是对于我来说。 |
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「金銭的報酬以外……子爵家が提供出来て、お金が掛からない物……」 |
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“除了金钱报酬以外……子爵家提供的、不花钱的东西……” |
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美術品とか……? |
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美术品什么的……? |
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いえ、多分あまり残ってないでしょうね。 |
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不,大概没剩多少吧。 |
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例の事件でかなり放出したと聞いています。 |
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听说在那个事件中释放了很多。 |
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かなりギリギリ、なんとか貴族としての体面が保てる程度まで切り詰めた、とか何とか。 |
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相当的紧迫,总算是到了能保持贵族的面子的程度为止,什么的。 |
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叔母も苦労しているみたいです。 |
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婶婶好像也很辛苦。 |
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だからといって、あまり私に頼られても困るのですけど。 |
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虽然这么说,但是太依赖我也会很困扰。 |
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一応、冒険者ギルドは独立ですから。 |
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因为冒险者行会是独立的。 |
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「子爵が提供出来て、お金が掛からず、かつ明鏡止水の皆さんには価値がある物……」 |
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“能提供子爵,不花钱,而且对明镜止水的各位来说是有价值的东西……” |
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なかなかに無茶な条件です。 |
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这是相当荒唐的条件。 |
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あれだけ稼いでいると、多少のお金じゃ、面倒な貴族の護衛なんて引き受けてくれないでしょうし……。 |
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挣那么多钱的话,多少钱的话,也不会接受麻烦的贵族的护卫吧……。 |
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失敗したときのリスクが高いですからね、貴族相手だと。 |
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因为失败的时候风险很高,所以和贵族做对手。 |
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それに商人などを護衛するのに比べ、貴族相手だと、依頼人対応も面倒です。 |
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而且,与护卫商人等相比,如果对方是贵族的话,处理委托人也很麻烦。 |
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無茶を言う人、多いんですよねぇ。 |
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说胡话的人很多啊。 |
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何度、冒険者ギルドの職員という立場を投げ捨てて、殴りつけてやろうかと思ったことか! |
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有几次,我想抛弃冒险者行会的职员的立场,去揍他! |
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護衛対象のイリアスは、付き合いやすい良い子ですが、そんな事、ハルカさんたちには判りませんからね。 |
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虽然作为护卫对象的伊莉斯是一个很容易交往的好孩子,但是Haruka他们不知道这件事。 |
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ネーナス子爵家が明鏡止水の後ろ盾になるという約束なら、少し価値があるかも知れませんが、貧乏子爵家の後ろ盾にどれほどの意味があるかというと……微妙。 |
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如果诺纳斯子爵家答应成为明镜止水的后盾的话,也许会有点价值,但要说贫困子爵家的后盾有多大意义的话……微妙。 |
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この領内であればそれなりに価値がありますけど、他の貴族相手では、ペラペラの盾でしょうね。吹けば飛ぶほどの。 |
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如果是在这片领地内的话就有相应的价值,但是在其他贵族的对手中,却是流利的盾吧。越吹越飞。 |
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「……あっ! ありました。あれなら引き受けてくれるかもしれません!」 |
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“……啊!有了。那样的话可能会接受!” |
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あの年齢から考えると信じられないほど節制していて、無駄遣いなどをしている様子の無いハルカさんたちですが、唯一、食事にだけは拘っている様です。 |
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从那个年龄来看,春香他们控制得难以置信,完全没有乱花钱的样子,但是唯一的一个好像是对吃饭很执着的样子。 |
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お呼ばれしたときの食事も非常に美味しかったですし、ダンジョンで得られる果物に関しても、できれば独り占めしたいという様子が見て取れました。 |
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被邀请的时候的食物也非常好吃,在地牢里能得到的水果,如果可能的话也想独占。 |
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一応、武器・防具にもかなりのお金は使っているみたいですが、それは仕事上必要な物ですし、無駄遣いとは言えないでしょう。 |
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虽然武器、防具也花了很多钱,但这是工作上必要的东西,不能说是浪费吧。 |
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そもそもネーナス子爵家に、ハルカさんたちに提供できるような武具があるとは思えませんし、ここは食べ物一択でしょう。 |
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原本我就不认为妮纳斯子爵家有能提供给Haruka等人的武具,这也是一种食物选择吧。 |
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「となると、お酒か、ダンジョンか……」 |
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“这样的话,是酒还是地下城……” |
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先日、ネーナス子爵が買い取ったという話を聞いた老舗の酒蔵。 |
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前几天,老字号酒窖听说了妮纳斯子爵买下了这件事。 |
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技術だけはあるものの、経営は全くダメだったために傾いてしまった酒蔵と、詳しい経緯は不明ですが、なぜか買い取る事になった新興の酒蔵。 |
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虽然只有技术,但是由于经营完全不行而倾斜的酒藏,详细的经过不明,不知为何成为了购买的新兴酒藏。 |
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どちらも『買い取った』と言うほどのお金は使っていないようなので、それの利権を報酬にすれば、現金を使わずに報酬を用意することができます。 |
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两个都没有花到可以说是“买来了”的程度的钱,如果把那个的利权作为报酬的话,就可以不用现金准备报酬了。 |
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難点は、あまりお酒を嗜まれない様子、ということでしょうか。 |
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难点是不怎么喝酒的样子吧。 |
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歓迎会の時も、一応用意はされていましたが、彼女たちは殆ど口を付けていませんでしたし。 |
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欢迎会的时候也已经准备好了,但是她们几乎没有开口。 |
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もう1つはダンジョン。 |
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另一个是迷宫。 |
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明鏡止水の皆さんが『避暑のダンジョン』と名付けたあのダンジョン、あれの権利です。 |
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明镜止水的诸位命名为“避暑迷宫”的那个迷宫,就是那个权利。 |
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ダンジョンの管理は冒険者ギルドの仕事ですが、その所有権はと言えば、その土地の領主に帰属します。 |
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地牢的管理是冒险者行会的工作,但其所有权属于那片土地的领主。 |
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誰かの土地として登録されている場所にできたダンジョンであれば、その土地の持ち主が権利を持つこともありますが、その場合も領主によって取り上げられてしまうことは少なくありません。 |
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如果是在作为某人的土地登记的地方建造的地牢的话,土地的所有者也有权利,但是这种情况也有不少是被领主没收的。 |
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私有地である事を理由に、冒険者ギルドの管理を拒まれたり、下手に放置されてしまうと危険ですからね。 |
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以自己的私有地为理由,如果被拒绝管理冒险者行会,或者被放任不管的话会很危险。 |
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しかし、逆に言うなら、領主であれば、そのダンジョンの権利を誰かに譲ることも可能なのです。 |
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但是,反过来说,如果是领主的话,也可以把那个迷宫的权利让给别人。 |
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そして、都合の良いことに『避暑のダンジョン』は、明鏡止水の皆さんはそれなりに価値を認めていますが、彼らが入らなければ入る冒険者もおらず、利益の無いダンジョンなのです。 |
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而且,方便的是《避暑迷宫》,明镜止水的各位都认同它的价值,但是如果他们不进去,就没有冒险者进入,是没有利益的迷宫。 |
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つまり、権利を譲っても、ネーナス子爵には痛くないダンジョン。 |
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也就是说,即使让出了权利,对纳纳斯子爵也不痛的地牢。 |
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それによって明鏡止水の皆さんがやる気を出して、ダンジョンから色々回収してきて売ってくれれば、ギルドは潤うし、ギルドから税金を受け取っているネーナス子爵も潤います。 |
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因此,明镜止水的各位拿出干劲,从迷宫中回收各种各样的东西来卖的话,行会就会湿润,从行会那里收取税金的妮纳斯子爵也会滋润。 |
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「むしろプラスですね。もちろん長期的に見れば、あそこに行ける冒険者が、ラファンで育つ可能性もありますが……」 |
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“倒不如说是正面。当然,长期来看,能去那里的冒险者也有可能在拉斐尔成长……” |
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その場合、占有されているのは困るので、買い戻すという方策もありですが、その可能性は低いでしょう。 |
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这种情况下,因为被占有很麻烦,所以也有回购的方法,但是可能性很低。 |
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でなければ、数十年も銘木の伐採が滞っているはずありません。 |
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否则,几十年来名树的砍伐不会停滞不前。 |
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「……やはりダンジョンですね。この方向で行きましょう」 |
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“……果然是迷宫啊。沿着这个方向走吧” |
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私は細かい条件を詰めるため、手紙を書き始めました。 |
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我为了满足详细的条件,开始写信了。 |
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