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# 285 キノコ狩り? (1) |
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285采蘑菇?(1) |
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そんな不安を口にした俺に、ユキはにんまりと笑って、ドヤ顔で胸を張った。 |
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面对说了这样不安的我,雪笑得很开心,脸上露出了得意的表情。 |
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「おや、ナオさん。あたしの便利スキル、【マッピング】をお忘れですか?」 |
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「哎呀,娜奥。你忘记我的便利技能——映射吗?” |
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「……おぉ! いや、それって、こんな場所でも役に立つのか?」 |
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“……哇!不,那个在这种地方也有用吗?” |
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確かに忘れていた。 |
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确实忘记了。 |
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忘れていたが、ダンジョン以外でも使えるのか、それ。 |
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我忘记了,那个在地下城以外也能使用吗。 |
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「綺麗なマップを書けと言われると無理だけど、迷わない事ぐらいはできるよ。少なくとも、方向を間違えたりしないから、遭難はしないんじゃないかな? 特に、今のあたしたちの身体能力なら」 |
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“被要求画出漂亮的地图是不可能的,但是不迷茫的事情还是可以的。至少不会弄错方向,不会遇难的吧?特别是现在我们的身体能力” |
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道に迷う要因の一つに、障害物によって回り道を強いられて、方角を見失うという事もある。 |
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迷路的主要原因之一是,被障碍物强行绕道,迷失方向。 |
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それを考えれば、多少の事なら直進が可能な今の身体能力は、かなり有利とも言えるが、それは山歩きとして、正しい行動なのだろうか。 |
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考虑到这一点,现在的身体能力多少都可以直线前进,可以说是非常有利的,但这作为登山来说,是正确的行动吗。 |
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「無理をせずに迷わないのが一番なんだが?」 |
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“不要勉强自己,不要迷茫才是最重要的?” |
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「もちろん、そのつもりだけどね。それに、万が一には『転移』で帰れば良いでしょ? 一定間隔で、転移ポイントは埋めてるんだから」 |
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“当然是这个意思。而且,万一用“转移”回去就好了吧?一定间隔内,转移点就被掩埋了” |
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「まぁ、な」 |
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“嘛,是吧” |
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転移ポイントの便利な点として、転移対象となる以外にも、離れた場所からもそれがある場所を感知できる、という事がある。 |
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作为转移点的便利点,除了成为转移对象之外,也可以从远离的地方感知到它所在的地方。 |
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つまり、ある程度の余裕を見て転移ポイントを設置していけば、必ずどこかの転移ポイントを感知できるし、そこから遡っていけば家に帰り着く事は可能。 |
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也就是说,只要在一定程度上留出富余时间设置转移点,就一定能感知到某个转移点,如果从那里追溯的话,就可以回家了。 |
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“余裕”の基準としているのも、今のユキの能力であり、彼女よりも転移距離の長い俺ならそのマージンはかなり大きい。 |
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作为“富余”的基准也是现在的小雪的能力,如果是转移距离比她长的我的话,那个利润相当大。 |
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それこそ、長距離を川に流されたとか、転移ポイントを掘り起こされて持ち去られたとか、そんな事故でも起きない限り、場所を見失う心配なんてするだけ無駄だろう。 |
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正因为如此,长距离被流放到河里,转移点被挖掘而被带走,只要不发生那样的事故,就只是担心会失去地方是没有用的吧。 |
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「それよりも、楽しい事を考えようよ。ほら、この辺り、ちょっと生えてる木が違うでしょ? あたし的には、キノコとか採れるんじゃないかな? と思ってるんだけど」 |
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“比起那个,我们更想开心的事吧。看,这附近长的树不一样吧?对我来说,不是能采到蘑菇吗?” |
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「キノコか……トーヤが採ってきて、インスピール・ソースを作ったりしたが、そのものは食べた記憶が無いな?」 |
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“是蘑菇吗……是松饼采来的,做了肉酱,但是没有吃过那个吗?” |
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先日、マジックキノコは少量回収できたが、あれはそのまま食べる物じゃない。 |
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前几天,魔术蘑菇可以少量回收,但是那个不是直接吃的东西。 |
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食用キノコを積極的に探していないからかもしれないが、キノコ自体、あまり見かけた記憶も無い。 |
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也许是因为没有积极地寻找食用蘑菇,但是蘑菇本身并没有什么见过的记忆。 |
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いや、食べられるかどうか良く判らない小さなキノコなら、朽ち木に生えていたりはするのだが、キノコって一見すると、食欲が湧かない形だろ? |
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不,如果是不知道能不能吃的小蘑菇的话,会生长在朽木上,但是蘑菇一看就是没有食欲的形状吧? |
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椎茸っぽいのなら、何となく美味そうかも、と思えなくも無いんだが、小さいのがわさわさと生えていても、なんだか……。 |
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如果像香菇的话,也许会觉得很好吃,但是即使长得很小,总觉得……。 |
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あ、ちなみにキノコの場合、【ヘルプ】では、『キノコ(食用)』と表示されたりはしない。残念ながら。 |
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啊,顺便说一下,如果是蘑菇的话,【帮助】中不会显示“蘑菇(食用)”。很遗憾。 |
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そのへんの知識は、一般常識じゃないって事なんだろう。 |
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这方面的知识,不是一般常识吧。 |
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俺だって、日本の山に生えているキノコ、食えるかどうか判らないから、妥当と言えば妥当である。 |
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我也不知道日本山上长的蘑菇能不能吃,所以说妥当是妥当的。 |
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「一応、たまに料理に使ってるんだよ? 少し前、蕎麦を作った時にも出汁として使ってたし。あまり手に入らないから、回数は少ないけど」 |
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“大体上,偶尔也会用在料理上吧?不久前,做荞麦面的时候也作为汤汁使用。因为不太能买到,所以次数很少” |
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「そうだったのか。すまん」 |
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“原来是这样啊。对不起” |
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せっかく作ってくれている料理、なんか漫然と食べているようで、少々申し訳ない。 |
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好不容易给我做的菜,好像在漫不经心地吃着,有点不好意思。 |
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「美味しく食べてくれてるなら、別に良いんだけどね。もうちょっと普通に手に入るなら、わかりやすい料理も作れるんだけど……」 |
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“如果你吃得很好吃的话,那就没什么关系了。如果能再普通一点得到的话,也能做出简单易懂的料理……” |
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「必需品って物でもないしなぁ、キノコって」 |
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“又不是必需品,蘑菇什么的。” |
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菌床栽培のキノコが、普通にスーパーに並んでいるのを見ている俺にはあまり想像できなかったのだが、キノコという物は案外保存が利かない。 |
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看着菌床栽培的蘑菇普通地排列在超市里的我,虽然不太能想象,但是蘑菇这种东西意外的不利于保存。 |
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干し椎茸のように乾燥させれば別なのだが、そのままではすぐに傷んでしまうのだ。 |
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如果像干香菇那样干燥的话就另当别论了,但是这样的话很快就会受伤。 |
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更に、採取できる量も少ない。 |
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而且,能够采集的量也很少。 |
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畑で作る物ではなく、森で自然に生えた物を採取するのだから、たくさん採れるはずもない。 |
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因为不是在田地里种的,而是在森林里采集自然生长的东西,所以不可能收获很多。 |
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もう少し余裕があれば、人工栽培をされるようになるのかもしれないが、キノコは特別珍重されているわけでもなく、高価ってわけでもない。 |
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如果再稍微有点富余的话,也许可以进行人工栽培,但是蘑菇并不是特别珍贵,也不是很贵。 |
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同じ手間をかけるなら、麦を作る方がよほど堅実で儲かるだろう。 |
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如果花同样的工夫,种麦子会比较踏实赚钱吧。 |
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「そう考えると、トーヤの奴、良く見つけてきたよな、キノコ」 |
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“这么一想,Toya那家伙发现了很多蘑菇。” |
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「なんか、匂いで見つけたって言ってたよ?」 |
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“你说你是从香味中发现的吗?” |
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「………」 |
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「………」 |
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一瞬、トリュフを探すブタをイメージしてしまった。 |
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一瞬间,我联想到了一只寻找松露的猪。 |
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すまぬ、トーヤ。 |
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对不起,火炬。 |
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「トーヤは、【鑑定】が使えるから、食用キノコも判った、って話だし」 |
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“据说Toya因为可以用【鉴定】,所以也可以用食用蘑菇。” |
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「なるほどなぁ。で、俺たちは? 俺の【ヘルプ】は使えないぞ?」 |
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“原来如此啊。那么,我们呢?我的【帮助】不能用哦?” |
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一応、マジックバッグの中に植物図鑑はあるのだが、『素人は採るな』とか、『専門家の指導の下で』とか言われるキノコ。 |
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暂且,魔术包里有植物图鉴,不过,被认为是『外行别采』,『在专家的指导下』的蘑菇。 |
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写真のあるキノコ図鑑を持っていてもそれなのに、少々不鮮明なイラストと文章だけの図鑑だけでキノコ狩りにトライするとか、少々リスキーである。 |
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虽然拿着有照片的蘑菇图鉴,但是稍微有点不清楚的插图和只有文章的图鉴,尝试着去采蘑菇,稍微有点风险。 |
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「当然のようにお忘れかと思いますが、ナオさん」 |
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“我想当然会忘记的,娜奥先生。” |
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「はい?」 |
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“是吗?” |
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微妙に不満そうなユキに聞き返すと、彼女は再び胸を張る。 |
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面对微妙不满的雪,她再次挺起胸膛。 |
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「実は私わたくし、【鑑定】が使えるのです」 |
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“其实我可以用【鉴定】。” |
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「……おぉ、そういえば!」 |
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“……哦,这么说来!” |
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「だよねー、忘れられてるよねー。トーヤの方が信頼できるもんねー。所詮、下位互換だよねー。ふーん、ふーん!」 |
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“是啊,被忘记了呢。火炬更可靠呢。毕竟是下位互换啊。嗯,嗯!” |
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「あぁ、いや、そんな事、ないぞ?」 |
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“啊,不,没有那种事。” |
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わざとらしく拗ねるユキをフォローしようとするが、なんと言うべきか悩んでしまう。 |
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虽然想要关注故意闹别扭的小雪,但还是很烦恼该怎么说。 |
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実際、全員一緒に行動している場合、知識系スキルは最も高レベルの人以外、ほぼ使い道が無い。 |
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实际上,全员一起行动的情况下,知识系技能除了最高水平的人以外,几乎没有用途。 |
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バックアップとしては機能するだろうが、それは正にバックアップ。 |
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虽然作为备份会发挥作用,但那确实是备份。 |
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より信頼性が高い情報があるのだから通常時には必要が無いし、必要性がある状況も困る。 |
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因为有更可靠的信息,所以平时不需要,有必要的情况也很困扰。 |
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「こ、こういう場面では使えるだろ? うん、無駄じゃないぞ。大丈夫、自信を持て」 |
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“这个,在这种场合能用吧?嗯,不是浪费。没关系,要有自信” |
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「一年間で数回程度だけどねー」 |
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“一年只有几次啊。” |
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確かに。 |
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确实。 |
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実技関連のスキルなら、また話は別なのだが、本当にこういう時にしか使えない。 |
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如果是实际技巧相关的技能的话,又另当别论了,但真的只能在这种时候使用。 |
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「ん、んっん! さあ、キノコを探すか!」 |
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“嗯,嗯!来,找蘑菇吧!” |
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「誤魔化した……」 |
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“欺骗了……” |
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咳払いをして辺りを見回し始めた俺に対して、ユキからジト目が向けられるが……諦めてくれ。俺には良いフォローが思いつかない。 |
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面对咳嗽着开始环视周围的我,由树的目光渐渐转向了我……放弃吧。我想不出好的后续。 |
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「まぁー、良いんだけどぉぉ~~」 |
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“嘛,虽然很好~” |
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あんまり良さそうじゃない口調でそんな事を言いつつ、言っても仕方ない事は理解しているらしく、ユキもまた辺りを見回す。 |
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用不太好的语气说着那样的话,说了也没办法的事好像理解了,雪也再次环视周围。 |
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その辺に生えている木には……生えていない。 |
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那附近长着的树……没有长。 |
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ぱっと見、地面にもないし、落ち葉をめくってみてもなし。 |
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一眼望去,地上也没有,也没有翻过落叶。 |
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「素人に見つけられるものなのか? 自然のキノコって」 |
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“这是门外汉能发现的东西吗?自然蘑菇” |
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「ま、キノコ狩りはおまけだからねぇ。目的地に行く間に見つかれば、回収するような感じでいいんじゃない?」 |
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“嘛,采蘑菇是免费的呢。去目的地期间发现的话,感觉就像是回收了一样不是很好吗?” |
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「了解。――ネタとしては、おかしな効果のあるキノコを持ち帰りたいところだが」 |
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“明白。——作为材料,我想把有奇怪效果的蘑菇带回去” |
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「性格が反転するとか、そんなの?」 |
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“性格会反转吗?” |
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「そうそう、そんなの。漫画やゲームでありがちな」 |
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“对了对了,就是那样。很容易在漫画和游戏中出现” |
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単なるワライタケじゃインパクトに欠ける。 |
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单纯的蘑菇缺乏冲击力。 |
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性格だけじゃなく、性別とか反転するキノコとかあったら面白い――。 |
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不仅仅是性格,如果有性别反转的蘑菇就很有趣了——。 |
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「じゃなかった。自分たちが被害を受けるなら、それはマズいな」 |
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“不是。如果自己受到损失的话,那就不好了” |
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「お話としては面白いけどねー。でも、さすがにそんなキノコは……たぶん、無い」 |
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“虽然作为谈话很有趣。但是,这样的蘑菇……大概没有” |
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「確実じゃないんだな」 |
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“不确定啊。” |
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「魔法がある世界だし? ただし、ナオたちが先日採ってきたマジックキノコみたいに、幻覚系のキノコは普通にあるから要注意」 |
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“因为是有魔法的世界?但是,要注意,就像前几天娜奥他们采到的魔术蘑菇一样,幻觉系的蘑菇是很普通的” |
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「だよな、キノコだもんな」 |
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“是啊,因为是蘑菇啊。” |
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山の恵みの中で、素人が手を出しちゃダメな物、筆頭だろう、キノコは。 |
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在山的恩惠中,外行不能出手的东西,第一名吧,蘑菇。 |
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もちろん俺だって、ユキの【鑑定】が無ければ手を出す気なんて毛頭無かった。 |
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当然,我也丝毫没有如果没有雪的【鉴定】就出手的意思。 |
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特別、キノコが好きってわけじゃないし。 |
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也不是特别喜欢蘑菇。 |
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でも、一度キノコ狩りを意識してしまうと、目がどうしてもキノコを探してしまう。 |
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但是,一旦意识到要采蘑菇,眼睛就无论如何都会找蘑菇。 |
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食べる方にそこまで興味が無くても、採集が楽しいっての、あるよな? |
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就算对吃的人没有那么大的兴趣,采集也会很开心吧? |
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もちろん、美味ければ言う事は無い。 |
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当然,好吃的话就没什么好说的了。 |
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「……おっ、なんかマッシュルームみたいなのがあるぞ? 白くは無いけど」 |
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“……哦,有什么像蘑菇一样的吗?虽然没有白色” |
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木の根元、そこに積もった木の葉に隠れるようにして地面に生えていたのは、傘の丸い茶色っぽいキノコ。 |
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树的根部,隐藏在那里堆积的树叶上,长在地面上的是伞圆的茶色蘑菇。 |
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サイズは親指の第一関節よりも二回りほど大きいだろうか。 |
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尺寸比大拇指的第一关节大两圈左右吧。 |
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スーパーで見かけるマッシュルームよりも、少し大きいぐらいである。 |
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比在超市看到的蘑菇稍微大一点。 |
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「マッシュルームが白とは限らないけど……。それはクマコロだね」 |
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“蘑菇不一定是白色的……。那是熊吧” |
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