# 234 しばしの休息、そして…… 234短暂的休息,然后…… 俺たちは魚釣りから戻って以降、護衛依頼の予定日が来るまで特に仕事をすることも無く、のんびりと日々を過ごしていた。 我们从钓鱼回来以后,在护卫委托的预定日到来之前没有特别的工作,每天都过得很悠闲。 日課の訓練と趣味と実益を兼ねた料理、錬金術、魔法、その他。 兼具日常训练和兴趣和实益的料理、炼金术、魔法、其他。 そんな事を行って過ごす日々。 每天都做着那样的事情度过。 俺を兄のように慕ってくれるミーティアや訓練を頑張るメアリは可愛いし、成果がスムーズに現れる家庭菜園も面白い。 像哥哥一样仰慕我的米蒂亚和努力训练的玛丽很可爱,成果顺利出现的家庭菜园也很有趣。 こちらに来てそろそろ1周年ってところだが、ここまで穏やかな日々は初めてじゃなかろうか? 来这里已经快1周年了,到这里平静的日子不是第一次吗? 何というか……うん、懐が温かいと、穏やかな気持ちになれるよね? 怎么说呢……嗯,怀中温暖的话,心情就会变得平静吧? もし働けなくなったとしても、十分に生きていけると考えるだけで、余裕が全然違う。 即使不能工作了,只要想着能活得很好就完全不一样了。 レッド・ストライク・オックス、最高です。 红球、好球、牛克斯,最棒了。 さて、そんな穏やかな日々にも何時しか終わりが来る。 那么,这样平静的日子也只有几点结束。 ――ってほど、大げさな話じゃないのだが、お仕事の時間です。 ——虽然不是那么夸张的话,但是是工作时间。 今回はメアリたちも参加させるので、少し余裕を持ってピニングに移動する予定である。 这次因为要让玛丽们参加,所以打算稍微有点富余的时间去比宁。 足で走って移動するのは変わらないのだが、前回とは違ってメアリもミーティアも、自分で走ることになる。 虽然用脚跑来移动没有什么变化,但是和上次不同,玛丽和米蒂亚都是自己跑的。 日本でこの年齢を何十キロも走らせるとか、普通に虐待だが、こっちの世界では常識も種族も違う。 在日本,这个年龄要跑几十公里,一般是虐待,但是在这个世界上常识和种族都不一样。 さすがに俺たちと同じ速度では走れないが、毎日のジョギングを見る限り、速度を落とせば特に問題なく走りきれるだろう。 虽然不能和我们以同样的速度跑,但只要看每天的慢跑,速度下降的话就没什么问题了。 そんなわけで、護衛対象の出発予定日まで1週間少々となった今日、冒険者ギルドに運搬するレッド・ストライク・オックスのミルクを受け取りに来たのだ。 因此,距离护卫对象的出发预定日还有一周的今天,来领取运送到冒险者行会的红·好球·牛克斯的牛奶。 「お待ちしてました! っていうか、間に合うんですか!?」 “久等了!话说回来,还来得及吗 「うん、大丈夫、大丈夫。数日は余裕があるから」 “嗯,没关系,没关系。因为几天有空儿” 俺たちがギルドに顔を見せると、ディオラさんは焦れていたのか、慌てたようにカウンターから出てきた。 我们给行会看了看,迪奥拉好像很着急似的,慌慌张张地从柜台出来了。 そんなディオラさんにハルカはパタパタと手を振って、軽く応える。 对于这样的迪奥拉,Haruka啪嗒啪嗒地挥手,轻轻地回应了。 ま、実際、俺たちが全力で走れば、ここからピニングまで1日もあれば到達できる。 嗯,实际上,如果我们全力奔跑的话,从这里到作弊只要一天就可以到达。 今回はメアリたちの父親のお墓参りを兼ねて、ケルグで1泊して、そこの神殿に寄る予定だが、それでも2日の行程である。 这次为了给玛丽他们的父亲扫墓,打算在科尔格住一晚,顺便去那里的神殿,但即使这样也只是两天的行程。 もしミーティアが途中でへばったとしても、リカバリーできるだけの余裕は十分にある。 就算米蒂亚中途退缩了,也有足够的时间来恢复。 「だと良いのですが……。それでは、レッド・ストライク・オックスのミルク、お渡ししますね」 “那就好了……。那么,给您红、好球、牛乳吧” 少しだけ不安そうな表情を浮かべながらも頷いたディオラさんは、カウンターの上にマジックバッグから取り出した牛乳瓶を並べていく。 迪奥拉带着一丝不安的表情点点头,在柜台上摆着从魔术包里取出的牛奶瓶。 それは基本的に俺たちが納品した物と同じなのだが、よく見ると瓶の蓋を蝋できっちりと密閉した上で、印章が押されている。 这基本上和我们交的东西是一样的,仔细一看,瓶盖上用蜡密封好,然后盖上印章。 これは、未開封の印しるしだろうか? 这是未开封的标志吗? 「ディオラさん、これって?」 “迪奥拉,这个是?” 「ギルドで検査済みの印です。一種の品質保証ですね。何か問題があった場合、採取してきた人の責任になっては困りますから」 “这是行会上已经检查过的标志。是一种质量保证。如果有什么问题的话,如果是采集到的人的责任的话就麻烦了” 「それは、ありがたいわね」 “那太好了。” 魔物の肉の様な一般的な素材ならともかく、レッド・ストライク・オックスのミルクぐらい希少な物になると、調べれば誰が採取してきたか簡単に解るわけで。 先不说魔物的肉一般的材料,如果像红、好球、牛克斯的牛奶那样稀少的话,调查一下的话就能简单地知道是谁采集的。 万が一、毒でも入れられた際、『最初から入っていた!』と罪をなすりつけられたりすると堪らない。 万一,即使是毒也被放进去的时候,“一开始就放进去了!”这样被委以罪责的话就无法忍受了。 ギルドによる保証は、購入者に対する安心を提供すると同時に、冒険者もまた守ってくれる仕組みなのだろう。 行会的保证是在为购买者提供安心的同时,冒险者也会保护的结构吧。 さすが、手数料を取るだけのことはある。 不愧是要收手续费的人。 直接販売とは違う安心感。 与直接销售不同的安心感。 保険と考えれば、ギルドが徴収する手数料も安い物だ。 考虑到保险的话,行会征收的手续费也很便宜。 ちなみに、この封印を行った状態であれば、常温でもある程度の期間は保存ができるらしい。 顺便说一下,如果是进行了这个封印的状态的话,常温下也能保存一定程度的期间。 日本のロングライフ牛乳みたいに、滅菌・密封しているのか、それとも別の方法で対処しているのか。魔法や錬金術があるので、やろうと思えばなんとかできそうな気はする。 像日本的长期保鲜牛奶一样,是杀菌密封的,还是用别的方法处理的。因为有魔法和炼金术,所以我觉得只要想做,总会有办法的。 「保存可能とは言っても、新鮮な方が美味しいですので、マジックバッグからは出さないでくださいね? 万が一割れてしまった場合は、ピニングのギルドで申し出てください」 “虽说可以保存,但是新鲜的比较好吃,所以请不要从魔术包里拿出来?万一破了的话,请在比比宁的行会上申请” 「一応、予備はあるけど……向こうのギルドでもこの処置はしてもらえるのかしら?」 “姑且有备用的……对面的行会也能帮我处理吗?” 今回ギルドに納品したのは115本分。 这次向行会交货的是115瓶。 俺たちが採取した量はそれより多く、また少なくとも今の俺たちでは使い道の無い代物だけに、そのままマジックバッグの肥やしとなっているのだ。 我们采集的量比那个多,而且至少我们现在没有用的东西,就那样成为了魔术包的肥料。 「はい。ですが、普通は1日ほどは時間が必要ですから、気を付けてください」 “是的。但是,一般需要一天左右的时间,请注意” 「了解。ま、引き渡しまでマジックバッグから出す予定は無いから、大丈夫だとは思うけどね」 “明白。嘛,在交付之前没有从魔术包里拿出来的计划,所以我觉得应该没问题” 「ミルクの方は、直接依頼者の方――子爵家の担当者に渡してください。護衛依頼はこちらの紹介状を門番に見せて頂ければ、取り次がれますので」 “牛奶的话,请直接交给委托人——子爵家的负责人。如果让门卫看一下我们的介绍信的话,会被传话的” 次にディオラさんから渡されたのは、牛乳の引き渡し証明書と護衛依頼を請けるための紹介状。 接下来,迪奥拉先生给我的是牛奶的交付证明书和委托护卫的介绍信。 これを子爵のところで見せた後は、向こうの指示に従えば良いらしい。 在子爵那里看到这个之后,按照对方的指示就可以了。 基本的には行き帰りの道中のみの護衛なので、向こうに着いた後は自由行動が許されているようだが、場合によっては依頼者から何か頼まれる可能性もあるので、『そのあたりは臨機応変で』との事。 基本上只是往返途中的护卫,到了那里之后就可以自由行动了,但根据情况也有可能会被委托人拜托什么,所以说“那附近要随机应变”。 ディオラさんとしては、何か頼まれた場合は、可能な限り請けて欲しいとのこと。 作为迪奥拉先生,如果有什么委托的话,希望尽可能地承包。 但し、その依頼内容によっては別料金を請求することは可。 但是,根据委托内容,可以要求另付费用。 こちらで交渉が難しければ、帰還後、ディオラさんが交渉もしてくれるらしい。 如果这边谈判很难的话,回来后,迪奥拉先生好像也会进行交涉。 なんとも至れり尽くせりである。 无微不至。 「随分と手厚いサポートだけど、こういう物なの?」 “虽然是非常热情的支持,但是是这样的吗?” 「依頼によりますけど、貴族の依頼だと、ままあることですね」 “根据委托,如果是贵族委托的话,就是这样。” 「なかなかに大変そうね?」 “看起来很辛苦吧?” 「えぇ、まぁ、大変ですけど、やらなかったときの方が、むしろ後から大変なので……」 “嗯,嘛,虽然很辛苦,但是没有做的时候,倒不如说之后会很辛苦……” ディオラさんがフッと目を伏せて、哀愁を帯びた表情を浮かべる。 迪奥拉突然低下头,脸上浮现出哀愁的表情。 その視線の先には何が浮かんでいるのだろうか? 那个视线的前方浮现着什么呢? 少なくとも、楽しい記憶で無い事は間違いなさそうだが。 至少,没有快乐的记忆是没错的。 「あ、でも、皆さんは安心ですね! とてもありがたいことに、礼儀正しいですから」 “啊,但是,大家都很安心呢!非常值得庆幸的是,他很有礼貌” 「……普通に対応するならともかく、貴族相手の礼儀なんて無理よ?」 “……如果只是普通的应对的话那就另当别论了,贵族对方的礼仪什么的不行吗?” 「良いんです! その『普通』で! 普通ができない冒険者なんていっぱい……いえ、大半はできませんから」 “没关系!用那个“普通”!很多普通人都做不到……不,大部分都做不到” 冒険者の出身を考えれば、それも仕方ない。 考虑到冒险家的出身,这也是没办法的。 学校に行くこともなく、成人するか、しないかで町に出てきて、柄の良くない冒険者の中で生活。 也不去学校,而是成人,还是不去城里,在花样不好的冒险者中生活。 そんな状態で礼儀を身に着ける機会なんて無いだろう。 在这种状态下没有机会掌握礼仪吧。 その点、神殿の孤児院出身の冒険者は、イシュカさんたちの教育の賜たまものか、そのあたりが比較的できている様で、強いかどうかは別にしても評判は良いようだ。 在这一点上,神殿的孤儿院出身的冒险者,可能是受到了伊修卡等人的教育,他们的教育水平比较高,不管是否强大,评价都很好。 「冒険者相手に、貴族の礼儀を求める方は普通、いませんから。いたとすれば、その方は確実に、貴族社会で愚か者の烙印を押されますね。そういう人材が必要なら、自家の騎士を使え、という話ですから。それができない時点で、お察し、です」 “因为一般没有人会以冒险家为对象,追求贵族的礼仪。如果真的存在的话,那人确实会在贵族社会上被打上愚蠢者的烙印。如果需要这样的人才的话,可以使用自己的骑士。在那个做不到的时候,我就察觉到了” 「そう言ってもらえると、私たちとしてもかなり気が楽ね」 “这么说的话,我们也会很轻松的。” 「はい、気楽に行っちゃってください。もう、護衛対象さえ無事なら後はどうでも良い、ぐらいな気持ちで!」 “好的,请随意去。已经,只要护卫对象没事的话,之后就无所谓了,抱着这样的心情!” 「いえ、さすがにそこまでは。けど、頑張ってきますね」 “不,果然没到那种程度。但是,我会努力的” 「はい。どうか、よろしくお願いします」 “是的。请多关照” ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 翌朝は少し早めに朝食を摂って、ケルグに向かって出発した。 第二天早上稍微早点吃了早饭,朝着科尔格出发了。 すでに晩夏ではあるが、走るのだから涼しいに越したことはない。 虽然已经是晚夏了,但是因为跑步所以越凉爽越好。 ペースメーカー的にトーヤが先頭を走り、その後ろをミーティアとメアリ。周りを囲むように俺たちが走る。 心脏起搏器般的Toya走在了最前面,之后是Media和Meari。我们围着周围跑。 街道を走っている限り、襲撃を受ける可能性は低いが、一応の用心である。 只要在街道上行驶,受到袭击的可能性就很低,但还是要注意一下。 「今回は、私たちも走れますね!」 “这次我们也能跑呢!” 「らくらく、なの!」 “很轻松,什么!” 俺たちだけで移動するよりは少し遅いが、それでも十分に速い速度。 虽然比我们一个人移动慢一点,但还是很快的速度。 そんなスピードで走りながら、メアリとミーティアは笑顔である。 一边以那样的速度跑,玛丽和米蒂亚一边笑着。 ラファンに来た時は火傷から回復したばかりだったし、体力的な問題もあったので、俺たちに背負われて移動することになった。 来拉斐尔的时候刚刚从烧伤中恢复过来,也有体力上的问题,所以被我们背负着移动。 対して今回は、自分たちの足で移動できるようになったわけで、それが嬉しいのだろう。 与此相对,这次能用自己的脚移动,应该会很开心吧。 「メアリもミーティアも、ここ数ヶ月、訓練頑張ったものね?」 “玛丽和米蒂亚这几个月都在努力训练吧?” 「うん! 頑張ったの!」 “嗯!你努力了!” 少なくとも俺たちが家に居るときに、2人が訓練をサボったことは1度も無いし、恐らく俺たちが居ない時も、2人で訓練は続けていたのだろう。 至少我们在家的时候,两个人一次也没有偷懒过训练,恐怕我们不在的时候,两个人也会继续训练吧。 でなければ、いくら獣人とはいえ、ここまでの体力上昇は見込めない。 否则,就算是兽人,也不可能体力上升到这种程度。 後はどれぐらいそれが保つか、なのだが……。 之后还能维持多久呢……。 俺の懸念を他所に、数時間後の俺たちは、ケルグで昼食を食べていた。 我担心其他地方,几个小时后的我们在凯尔格吃了午饭。 所要時間はメアリたち無しで移動する場合の1.5倍ぐらいか。予想の範囲内だな。 所需时间是没有玛丽们移动的1.5倍左右吧。在预想的范围内。 「しかし、思ったより復旧が進んでるな?」 “但是,恢复得比想象的还要顺利吗?” 「少なくとも、崩れた家や焼けた家は撤去されてたな。空き地はまだ目に付くが」 “至少,倒塌的房子和烧毁的房子都被拆除了。空地还很显眼” 「あと、兵士の姿ね。やっぱりまだ多いわ。騒乱の前、最初に来たときには、ほぼ見かけなかったから」 “还有,士兵的样子呢。果然还是有很多啊。在骚乱之前,第一次来的时候,几乎看不到” 俺たちが食堂に入るまでの間でも、何度か兵士が巡回しているのを目にしている。 在我们进食堂之前,也看到过几次士兵在巡逻。 サトミー聖女教団の方は首謀者が捕まっているわけだし、そこまで心配する必要はない気がするのだが、別の懸念材料があるのだろうか? 萨特米圣女教团的主谋也被捕了,我觉得没必要那么担心,有其他担心的材料吗? 「貴族関連、かもしれませんね。あれで身代を潰してしまった貴族や、不正に手を染めた貴族がいたという話も聞きましたし」 “可能是贵族关系吧。听说有因为那件事而破产的贵族和非法染指的贵族” 「ゴソッと捕まえてしまえば良い気がするんだが、そういう訳にもいかねぇのかねぇ?」 “我觉得只要一下子抓住就好了,但是也不能这么做吧?” 「まぁ、私たちの常識とは違う部分はあるでしょうね」 “嘛,应该有和我们常识不同的地方吧。” まさか日本みたいに、必要以上に労働者の権利が守られていて、不正をした公務員も簡単には首を切れない、とかあるのだろうか。 难道像日本那样,超过必要的劳动权利被保护着,做了坏事的公务员也不能轻易的解雇吗。 普通なら考えにくい気がするが、縁故採用が多い事を考えると、紹介者次第では難しい、とかはあるのかもしれない。 一般情况下很难想象,但是考虑到录用的情况很多,可能根据介绍人的情况会很难。 「でも、治安に問題が無さそうなのは安心だよね。ネーナス子爵、様々?」 “但是,治安好像没有问题,所以很放心。娜娜斯子爵,各种各样?” 「ですね。路上生活者も見ませんでしたし」 “是啊。也没有看到过流浪者” 単に目に付かなかっただけかもしれないが、少なくとも、大火傷をして道端に転がっている子供が放置されていた状況と比べれば、確実に良くなっているはずである。 也许只是没注意到而已,至少和因为烧伤而在路边滚落的孩子被放任不管的情况相比,确实会变好的。 「この後は、宿を取って神殿か?」 “这之后,要订个旅馆去神殿吗?” そう言った俺に、メアリたちは遠慮がちに首を振る。 面对这样说的我,玛丽们很客气地摇头。 「あの、私たちは別に良いですよ? 神殿に寄らなくても」 “那个,我们没什么关系的?就算不去神殿” 「うん。アドヴァストリス様の神殿でちゃんとお祈りしてるの」 “嗯。在阿德瓦斯特里斯大人的神殿里好好祈祷着” 「そういうものか……?」 “是这样吗……?” 庶民は個別のお墓を作らない関係か、俺たちの考える『お墓参り』的な感覚はあまり持っていないらしい。 庶民之间是不是不建造单独的坟墓的关系呢?我们似乎没有什么“扫墓”的感觉。 一応、2人の父親の遺骨はこの神殿に埋葬されているはずなのだが、それはそれ、必要であれば(何処でも良いので)神殿で祈る、という感じらしい。 大体上,两个父亲的遗骨应该埋葬在这个神殿里,但是,如果有必要的话(哪里都可以)就去神殿祈祷。 母親も亡くなっているはずだが、その遺骨が何処にあるかすら、2人は知らなかったぐらいである。 母亲也应该已经去世了,但是就连遗骨在哪里,两个人都不知道。 「ま、せっかく来たんだから、寄れば良いじゃねぇか。少しぐらい寄付しても良いと思うしな。ここの孤児院も大変だろうし」 「嘛,好不容易来了,来吧。我觉得捐一点也可以。这里的孤儿院也很辛苦” 「あぁ、そうですね。はい、それなら」 “啊,是啊。好的,那样的话” 「わかったの」 “我知道了。” トーヤの言葉に2人は頷き、俺たちは昼食後、神殿に寄って祈りと多少の寄付をすませた。 对Toya的话2人点头,我们午饭后,去神殿祈祷,多少捐了些钱。 寄付は俺たちがまとめて払うつもりだったのだが、2人とも孤児院のことが気になったのか、それとも父親が埋葬されているからか、自分のお小遣いから支払うと主張し、お賽銭箱にジャラジャラと投げ入れていた。 虽然我们打算一起捐款,但是两个人都很在意孤儿院,还是因为父亲被埋葬了,主张用自己的零用钱支付,于是哗啦地扔进了香钱箱。 実際、現在の孤児院がどうなっているのかは解らないが、少なくとも神殿を後にする際、あの時のような修羅場風の声は聞こえていなかったので、改善されていると思いたいところ。 实际上,虽然不知道现在的孤儿院是怎么样的,但是至少在离开神殿的时候,没有听到像那时那样的修罗场风的声音,所以想有所改善。 神殿を出た後は宿を取り、メアリたちの疲れも考えて早めに就寝。 出了神殿后就开始住宿,考虑到玛丽们的疲劳,早点睡觉。 翌日も早朝から起き出し、ケルグを朝のうちに出発して走り続ける。 第二天也是早上起床,早上就出发继续跑。 前日の疲れを見せない2人のおかげで行程は順調に進み、俺たちは予定通りその日のうちに、ピニングの門をくぐったのだった。 多亏了不让人看到前一天的疲劳的两个人,行程顺利地进行着,我们按照预定的那样在那一天内,穿过了纠察门。