# 314 待ちの日々 (2) 314等待的日子(2) その光の源は、帰還ポイントの場所。 那个光的来源是归还点的地方。 俺が『あー、帰還する時って、外から見ているとこんな感じなのかー』などと思っている間にも光は収まり、そこに現れたのはハルカたち一行だった。 我想着“啊,要回去的时候,从外面看就是这样的感觉啊”,光也停了下来,出现在那里的是Haruka一行人。 人数は五人。一人の欠けもない事に俺が安堵していると、ハルカたちは周囲を囲む壁に一瞬唖然とした後、慌てたように武器を構え、その直後、俺たちの姿に気付く。 人数是五个人。当我为一个人的不足而放心的时候,Haruka他们在周围的墙壁上一瞬间目瞪口呆,然后慌慌张张地拿起武器,紧接着,注意到了我们的身影。 「おかえりー」 “我回来了。” 「ただいま……?」 “我回来了……?” 手を上げて軽く声を掛けた俺に、ハルカは律儀に返事をしつつ、暫し沈黙。 对于举起手轻轻打招呼的我,Haruka一边诚实地回答,一边沉默了一会儿。 ハッとしたように俺に詰め寄ってきた。 突然向我逼近。 「え? いや、なに? 待って、どういうこと?」 “啊?不,什么?等等,怎么回事?” 「全員無事みたいだな。良かった、良かった」 “好像所有人都没事啊。太好了,太好了” 「いや、それはあたしたちの台詞だよ!? ナオとナツキ、落ちちゃったよね? 二人とも、幽霊とかじゃないよね!? どーして、先に戻って、ケーキなんて食べてるの? そもそもこの周囲の様相は何!」 “不,那是我们的台词!?娜奥和枣掉下去了吧?两个人都不是幽灵吧!?怎么,先回去,吃蛋糕什么的?这周围到底是什么样子!” ユキもまた、俺の身体をペタペタと触りながら、混乱した様子を見せる。 雪也再次摸着我的身体,表现出混乱的样子。 「安心しろ。生身だ。怪我も無い」 “放心吧。我是活人。没有受伤” 「幸い、二日ほど前に戻ってこられました」 “幸好两天前回来了。” 顔を見合わせてそう応えた俺とナツキの様子に、最初に笑みを浮かべたのはトーヤ。 看着我和枣的脸,最先浮现出笑容的是TOYA。 メアリとミーティアも、驚いた様子を見せながらも、笑顔になった。 玛丽和米蒂亚也露出吃惊的样子,脸上露出了笑容。 「さすがはナオお兄ちゃんなの!」 “不愧是娜奥哥哥!” 「ナオさんたちなら大丈夫だとは思っていましたが、それでも安心しました」 “我觉得娜奥他们应该没问题,但我还是放心了。” 「危ない部分が無かったとは言わないが……まぁ、こうして無事だな」 “虽然不能说没有危险的地方……不过,这样就没事了。” 「うー、できるだけ早くナオたちを助けに行かないと、って意気込んでいたのに」 “嗯,明明很有干劲地说要尽快去救那奥他们。” ハルカたちもやっと落ち着いたのか、不満そうな、それでいて安堵したような、そんな複雑そうな表情で、ハルカが俺のことをポカポカと叩く。 Haruka他们也终于平静下来了吗,看起来很不满,但还是很安心的表情,Haruka啪嗒啪嗒地敲着我。 「あー、それは、すまん?」 “啊,那很抱歉吗?” 「はぁ……良いんだけどね。無事に戻ってきてくれたんだから」 “哈……虽然很好。因为他平安回来了” 「ナオとナツキなら、もしかすると自力で戻ってくるかも、と思わなくも無かったけど、まさかあたしたちより先に、とはねぇ」 “我也不是不想,如果是娜娜和枣的话,也许会靠自己的力量回来,但没想到会比我们先回来。” 「まぁ、運が良かっただけだな。想像は付いていると思うが、俺たちも転移陣で戻ってきたんだぞ?」 “嘛,只是运气好而已。我想应该有想象,但是我们也是从转移阵回来的吧?” 「やっぱ、そうだよね。じゃないと、追い越せるわけないよね」 “果然是这样啊。不这样的话,是不能超过的吧” 俺の言葉に、ユキとハルカも納得したように頷く。 对于我的话,yuki和Haruka也认同地点头。 馬鹿正直に岩壁を登ったり、ガーゴイルを斃してダンジョンを逆行なんてしていたら、恐らく数ヶ月単位で時間が掛かったはずである。 如果老实说傻傻地爬上岩壁,或是死了少女哥尔而在地牢逆行的话,恐怕要花几个月的时间。 まずはレベルアップから始めないと、どうしようも無かっただろうから。 如果不先从提升水平开始,那就没办法了。 「それよりも、オレとしてはこの周りの壁の方が気になってるんだが? あと、そこのテーブルとかもな」 “比起那个,我更在意这周围的墙壁吗?还有就是那边的桌子吧” 「壁はあれだ。安全のためだ。俺とナツキの二人だけじゃ危ないだろ? この周辺の魔物」 “墙壁就是那个。为了安全。只有我和枣两个人的话很危险吧?这附近的魔物” 「テーブルなどは時間があったから、ですね。ハルカたちはお昼、まだですか? 食べますか? 私たちのお昼は、スタブ・バローズの焼肉でしたが」 “因为桌子等有时间,所以呢。Haruka他们还没吃午饭吗?吃吗?我们的午饭是星巴克•巴罗斯的烤肉” 「食べたいの!」 “我想吃!” 「お、良いな。そこのコンロでやるんだろ? 火を熾すな」 “哦,真好啊。在那里的大厅里做吧?不要生火” ナツキが言うが早いか、ミーティアが即座に手を上げ、トーヤもすぐに動き出した。 夏奇一说,米蒂亚立刻举起手来,火炬也马上动了起来。 コンロの中ではまだ炭が燻っているので、準備はすぐに整うだろう。 炉灶里炭还冒着烟,所以马上准备好了吧。 「はぁ。私たちが神経を磨り減らしていた間に、二人は仲良く焼肉パーティーだったのね。――デザートまで食べてるし」 “哈。在我们磨炼神经的过程中,两个人很要好地开了烤肉派对呢。——还吃了甜点” 「あっ!」 “啊!” 俺の手からフォークを奪ったハルカが、半分以上残っていたケーキにそれをぶっ刺し、やけになったかのように一口で食べてしまう。 从我手里抢了叉子的Haruka,把它刺到了剩下一半以上的蛋糕上,像烧了一样一口吃掉了。 「うん、美味しいわね」 “嗯,很好吃呢。” 「ハルカ、お行儀が悪いですよ。食べたいなら出しますから」 “Haruka,你太没礼貌了。想吃的话就拿出来” 「それは食後に頼むわね。これは、ナオへの八つ当たりだから」 “那就饭后再点吧。这是对娜奥的八发脾气” 「………」 「………」 少し咎めるように言うナツキに、ハルカは軽く応えて手を振る。 对于夏树说要责备她一点,春香轻轻回应并挥手致意。 意識しているならやるなと言いたいが、心配掛けたのは間違いないので、俺は口を噤んだのだった。 如果有意识的话,我想说不要做,但我绝对不会让你担心,所以我闭上了嘴。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「ダメ押しに鉄砲水まで……なかなかに殺意が高いわねぇ、二一層は」 “一意孤行,再加上炮水……杀意真高啊,再加一层。” 「ハルカたちの方は?」 “Haruka他们呢?” 「私たちも、真夜中にフライング・ガーが飛んで来たわね、突然。トーヤのおかげで、被害は無かったけど」 “我们也是,半夜飞来了飞碟,突然。多亏了火炬,才没有受灾” ハルカたちが昼食を終えるのを待ち、俺たちは食後のお茶を飲みながら、互いの状況を報告し合っていた。 我们等着Haruka他们吃完午饭,一边喝着饭后的茶,一边互相报告着情况。 俺たちも夜中にシャドウ・マーゲイが襲ってきたが、ハルカたちの方も、テントで寝ているところにフライング・ガーが突っ込んできたらしい。 我们也在半夜里受到了阴影·玛盖伊的袭击,不过Haruka他们好像也是在帐篷里睡觉的时候飞来了飞人。 革鎧すら貫くあれが、暗闇の中から突然飛んで来るとか、超怖い。 连皮铠甲都能穿的那个,突然从黑暗中飞过来,超恐怖。 「テントの方は大丈夫だったのか?」 “帐篷那边没问题吗?” 「えぇ、そちらも問題なく。二日目以降は、きちんと対策してから寝るようにしたしね」 “啊,那边也没问题。第二天以后,要好好对策后再睡” せっかく手に入れた便利な魔道具だけに、それが無事だったのは朗報だ。 正因为是好不容易得到的便利魔道道具,所以才平安无事,这是个好消息。 二一層も、ガーゴイルのボス部屋を抜けた後では活躍しそうだし。 第二层,在穿过少女风格的BOSS房间后也会更加活跃。 もちろん、ハルカたちの無事の方が大切な事は、言うまでも無いのだが。 当然,Haruka他们的平安更重要的事,不用说。 「なかなかに油断できない感じですね。岩壁の方はどうでしたか? あれ以降、崩れたりは……」 “感觉很难掉以轻心。岩壁那边怎么样?那之后,崩溃了……” 「それは無かったよ。あたしもかなり注意して登ったんだけど」 “那是没有的。我也非常小心地爬上去了” 「それは幸いです。問題は、あの時崩れたのが偶然なのか、ダンジョンの罠なのか不明な事ですが……判りませんよね?」 “那太好了。问题是,那个时候崩溃的是偶然,还是地下城的陷阱,还不清楚……不知道吧?” そう言ってナツキが目を向けたのは、あの時一人上に残っていたトーヤ。 夏树这样说着,目光转向了那个时候一个人上面残留着的火炬。 トーヤ以外は数十メートル下から見上げていただけで、判るとするなら彼だけなのだが、問題はトーヤが罠関連のスキルを持っていないことか。 除了Toya以外,他只是从几十米以下抬头看,如果能判断的话只有他,问题是Toya没有陷阱相关的技能吗。 それでもトーヤは、あの時のことを思い出すようにしばらく考えてから、口を開いた。 尽管如此,TOYA还是想了想,想了一会儿就开口了。 「んー、オレとしては、唐突に崩れたって印象だな。自然に崩れたなら、もう少し予兆がありそうだし、罠じゃねぇか? 本当に単なる印象に過ぎねぇけど」 “嗯,对我来说,印象是突然崩溃了。如果自然崩溃的话,好像还有一些预兆,不是陷阱吗?真的只是单纯的印象而已” 「そう思いますか……。う~ん、私たちが二一層を進むには、もう少し準備が必要かもしれないですね」 “你这样想吗……。嗯,我们要进一步推进,也许还需要再做一些准备呢” 「それは私も思ったわ。せめて落下対策は、もう少し必要よね」 “我也这么想。至少还需要一些防止坠落的对策吧” 「ナオとハルカは自前で何とかなるにしても、あたしたちはねぇ……」 “娜奥和Haruka就算自己想办法解决,我们也不会……” 「俺としては、簡易的なパラシュートでもあれば、と思っているんだが。多少でも速度が緩められれば、俺かハルカが捕まえることもできるだろ?」 “我觉得如果有简单的降落伞就好了。如果速度稍微慢一点的话,我或者Haruka也能抓住吧?” 今回、俺がナツキを捕まえることができたのは、ナツキが上から落ちてきたからこそ。 这次我能抓住枣,是因为枣从上面掉下来了。 もしナツキが落下した時に、俺がトーヤの位置にいたとすれば、上手く確保できたかは、かなり怪しい。 如果枣掉下来的时候,我在火炬的位置上的话,能不能很好地确保下来,相当可疑。 だが、パラシュートがあれば、俺かハルカが『空中歩行ウォーク・オン・エア』で捕まえるだけの余裕が生まれる、かもしれない。 但是,如果有降落伞的话,也许我或者Haruka就有足够的时间来用“空中步行walk on Air”抓住它了。 断言はできないが、無いよりはマシだろう。 虽然不能断言,但总比没有强吧。 「パラシュート……作れなくはないけど、実験できないのが難点……いえ、もしかして、私が実験することになるのかしら?」 “降落伞……虽然不是不能做,但是不能做实验是难点……不,难道是我要做实验吗?” はて? と言うように小首を傾げるハルカだが……。 咦?像这样微微歪着头的Haruka……。 「他にいないよな。高所から落下して無事なのは。少なくとも俺よりも『空中歩行ウォーク・オン・エア』を上手く使えるだろ?」 “没有其他人吧。从高处落下平安无事。至少能比我更好地使用“空中步行街·空气”吧?” 「そう、かもしれないけど、できれば避けたい事態ね、それは」 “是的,虽然可能,但如果可能的话,还是想避免的事态。” 「ガンバレ。俺も練習して『空中歩行』が上手く使えるようになれば、分担するから」 “加油。我也练习一下,如果能熟练地使用“空中行走”的话,就分担费用了” 顔を引きつらせ、冷や汗を垂らすハルカに、俺は苦笑してフォローの言葉を掛ける。 我苦笑着对拉着脸、流着冷汗的Haruka说了跟踪的话。 とは言え、パラシュートの実験ができそうな場所を探す事も、また難しそうではあるが。 话虽如此,寻找能够进行降落伞实验的地方似乎也很难。 「ま、それはとりあえず措いておくとして。収穫の方は?」 “嘛,那暂且不提。收获的方面呢?” 「トレントを多少手に入れたのは話したよな? 後は、宝箱から手に入った戦槌ウォー・ハンマーだな。ハルカたちは……大して無いよな?」 “我说你多少拿到了一点多伦多吧?还有就是从宝箱里得到的战锤。Haruka他们……没什么大不了的吧?” 「来た道を戻っただけだからね。むしろ、転移ポイントを大量に消費したから、赤字ね」 “因为我只是回到了来的路上。倒不如说,因为大量消费了转移点,所以出现了赤字” 俺が確認した時には一つ増えただけだったが、崖を一段上る度に、転移ポイントを設置してきたらしい。 我确认的时候只增加了一个,但是每次爬上悬崖的时候,好像都设置了转移点。 確かにそれは赤字。 确实那个是赤字。 だが、それに異を唱えたのはユキだった。 但是,对此提出异议的是雪。 「でも、寝ているだけで、フライング・ガーが手に入ったよ?」 “但是,光是睡觉,就买到了飞碟?” 「たっくさん、捕まえたの!」 “嗯,抓住了!” 「捕まえたというか、壁に突き刺さっているのを、朝に回収するだけでしたが……かなりの量、確保できました」 “说是抓到了,其实只是早上回收扎在墙上的东西……能确保相当多的量。” ミーティアとメアリもニコニコと嬉しそうに、マジックバッグから取りだした袋を見せてくれる。 米蒂亚和玛丽也笑嘻嘻地看起来很开心,给我们看从魔术包里取出来的袋子。 覗いてみれば……おぉぅ、メッチャ入ってるやんけ。 看了看……哦,里面装着呢。 「これなら、たくさんの干物が作れそうですね」 “这样的话,好像可以做很多鱼呢。” 「焼いても美味しかったの!」 “烤了也很好吃!” 「あぁ、食べたんだ?」 “啊,吃了吗?” 野営の時に魚を焼く程度の余裕はあったらしい。 野营的时候好像有烤鱼的余裕。 ま、それは俺たちも同じか。 那我们也一样吗。 あの時、森で狩ったスタブ・バローズを焼いて食ってるし。 那个时候,我在森林里烤着狩猎的星巴克白玫瑰吃。 仲間とはぐれても平常心を忘れない。 即使和伙伴走散也不会忘记平常心。 パーティー名の“明鏡止水”に恥じない行動。良いんじゃない? 不辱派对名“明镜止水”的行动。不是很好吗? 平常心を忘れ、パニックになった人から死んでいく。 忘记平常心,从恐慌中死去。 それは、パニックムービーやホラー映画の定番故に。 那是因为恐慌电影和恐怖电影的经典。 「――でも、さすがに、テーブルや椅子まで作って、のんびりとケーキでティータイムはちょっとやりすぎかと思う」 “——但是,果然还是做了桌子和椅子,悠闲地吃蛋糕,喝茶时间有点过了。” 「おっと、ブーメランが飛んで来たぞ? ささっ、ナツキさん、ハルカさんにケーキの追加を」 “哎呀,飞镖飞过来了?小指,夏树,请给Haruka追加蛋糕” 「はいはい」 “是是是是” ジト目を向けるハルカに、そして、物欲しそうなミーティアたちにもケーキを提供。 给盯着吉特的Haruka,还有,看起来很想要的Metier们也提供了蛋糕。 「私はケーキ程度じゃ誤魔化されないんだけど」 “我只是蛋糕的程度是不会被欺骗的。” 「まぁまぁ。ほら、あーん」 “嘛。看,啊” 「もう……」 “已经……” 俺がフォークで突き刺したケーキを差し出すと、ハルカは少し頬を膨らませ、不満そうな表情を浮かべつつも、パクリと食べる。 我拿出用叉子扎起来的蛋糕,Haruka的脸稍微鼓了起来,脸上浮现出不满的表情,但还是大口地吃。 そんなハルカを見て、ナツキは少し微笑みながら、口を開く。 看着这样的春香,夏树微微微笑着开口。 「もちろん、私たちも心配はしていたんですよ? でもそれ以上に、ハルカたちに対する信頼感の方が上回っていただけで」 “当然,我们也很担心呢?但是比起这个,只是对Haruka他们的信赖感更高而已” 「そうそう。ハルカたちは落ちたわけじゃないし、十分に戻って来られると」 “对了对了。Haruka他们并没有掉下去,希望能充分回来” 「……まぁ、そういう事にしておいてあげるわ。ひとまず、ラファンに戻るとして……今日はここで一泊しましょうか。せっかくナオがしっかりした場所を作ってくれたことだし?」 “……嘛,我就这么办吧。暂且回到拉斐尔……今天就在这里住一晚吧。好不容易娜奥为我们营造了一个坚实的地方?” 「賛成~。あたしもちょっと疲れた。ここなら安全そう」 “赞成~。我也有点累了。这里应该很安全” そう言いながら、ユキが視線を向けたのはメアリとミーティアの方。 一边这样说着,雪把视线转向了玛丽和米蒂亚。 昼食とデザートを食べ終え、一見すれば元気そうな二人ではあるが、よく見ればその表情には少し疲れが見える。 吃完午饭和甜品,乍看之下两人似乎很有精神,但仔细一看,他们的表情多少有些疲惫。 ここ数日、のんびりとしていた俺たちとは異なり、ハルカたちはロッククライミングに明け暮れていたのだ。 这几天,和悠闲的我们不同,Haruka他们整天埋头于攀岩。 まだ子供である二人にとって、体力的にも、精神的にもかなりの負担だったことは、想像に難くない。 对于还只是孩子的两个人来说,无论是体力上还是精神上都是相当大的负担,这一点不难想象。 ――なるほど、そっちが主目的か。それであれば反対する理由も無い。 ——原来如此,那是主要目的吗。那样的话也没有反对的理由。 「了解。それじゃ、出発は明日な。それまではのんびり休んでくれ。この壁の中なら、ほぼ安全だからな」 “明白。那么,明天出发吧。在那之前请好好休息。在这堵墙里,基本上是安全的” ナツキと二人だけでも問題が無かったのだ。 只有夏树和两个人也没有问题。 それが七人になればどうかなど、言うまでもない。 那要是变成七个人的话,就不必说了。 その後、俺たちは適当に見張りを立てつつ、翌朝まで休息し、ラファンの町へと帰還したのだった。 在那之后,我们一边适当地监视着,一边休息到第二天早上,回到了拉风的镇上。