# 334 岩山の中へ (5) 334岩山中(5) 「おぉ……宝箱。何時以来だ?」 “哇……宝箱。几点以后?” 「ボス部屋のを除くと、一〇層で見つかって以来だから、一一層ぶり、ってことだね」 “除去BOSS房间的话,因为是在十层被发现以来的第一层,所以说是隔了一层。” 俺の言葉に即座に答えを返してくれたのはユキだった。 能立刻回答我的话的是小雪。 そうか、そんなに間が空いていたのか。 是吗,那么闲吗。 一〇層まではいくつも見つかっていたのだが、ここしばらくご無沙汰だったのは、草原エリアが続いていたからだろうか。 虽然在十层之前已经发现了好几处,但在这一段时间里久疏问候,大概是因为草原区域还在继续吧。 草原にポツンと宝箱。 草原上一个宝箱。 マッチしないといえば、マッチしない。 要说不匹配,就不匹配。 「調べてみますね……あら? これは……」 “我查一下……啊?这是……” 「どうした?」 “怎么了?” すぐに宝箱を調べ始めたナツキだったが、不思議そうに小首を傾げて俺を呼び、宝箱の前を譲る。 立刻开始调查宝箱的枣,不可思议地歪着头叫我,让出宝箱前。 「ナオくん、見てみますか?」 “娜奥,要看吗?” 俺は言われるまま宝箱を調べたのだが……。 我按照别人说的调查了宝箱……。 「――もしかして、罠が仕掛けられている?」 “——难道是设了陷阱?” 「ですよね? 罠ですよね、これ」 “是吧?这是陷阱吧?” これまでいくつも開けてきた宝箱。 至今为止打开了好几个宝箱。 そのいずれも罠がなかっただけに、『一応』という感覚の強かった確認作業。 正因为这两个都没有陷阱,所以“姑且”的感觉很强烈的确认工作。 だがそれでも、やっていて間違いはなかったらしい。 但是即使那样,做了也没有错误。 「毒針、ですよね、これ」 “毒针,就是这个吧。” 「だよな? 鍵を開けようとすると飛び出てくる感じの」 “是吧?刚要打开钥匙就有跳出来的感觉” 宝箱に掛かった鍵、それを解錠しようと鍵穴に針金とかを突っ込んでガチャガチャやると、そこから毒針が飛んで来る、そういうタイプの罠。 挂在宝箱上的钥匙,为了解开它,把铁丝之类的东西塞进钥匙孔里喀嚓喀嚓地做的话,毒针就会从那里飞过来,就是这种类型的陷阱。 「おぉ、初の鍵付き! 初の罠あり! 中身に期待が膨らむな!」 “哇,第一次带钥匙!第一次有陷阱!不要对内容充满期待!” 「いや、それに対処するの、俺かナツキなんだが?」 “不,我来处理那个,是枣吗?” 嬉しそうに言うな? トーヤ。 别那么高兴地说了?火炬。 ――ちょっと同意できる部分はあるけど。 ——我有一些地方可以同意。 「それって、毒針が飛んで来るだけの罠なんだよね? なら、壁の方に向けて、後ろからこじ開ければ良いんじゃないのかな?」 “那只是毒针飞过来的陷阱吧?那么,面向墙壁,从后面撬开不就好了吗?” 「……いや、できるだろうけど、ユキ、身も蓋もないな?」 “……不,应该可以的,但是雪,没有身体和盖子吧?” 罠があったら解除する。 有陷阱的话就解除。 鍵が掛かっていたら開ける。 锁着的话就打开。 そんなゲーム的お約束、完全無視である。 这种游戏性的约定,完全无视。 だが実際、木材の伐採に使う各種道具もあるので、こじ開けることは可能だし、極論、俺の『空間分断プレーン・シフト』で蓋を切り飛ばす方法もある。 但是实际上,因为有各种用于砍伐木材的道具,所以可以撬开,极端地说,也有用我的《空间分割平面移动》把盖子拆开的方法。 あるんだが……。 有啊……。 「いえ、解除に挑みましょう。今回はともかく、今後のことを考えるなら、スキルアップは必要かもしれません」 “不,我们挑战解除吧。这次姑且不论,如果考虑到今后的事情,也许需要提高技能” 「同感。余裕がある状況なら、やっておくべきだろう」 “同感。如果是有富余的情况的话,应该预先做吧” 現在、転移が阻害されているように、魔法が使えない状況や各種道具を持ってない状況など、備えておいて損はないはずだ。冒険者を続けていくのなら。 现在,象转移被阻碍一样地,魔术不能使用的状况和没有各种道具的状况等,预先准备应该没有损失。如果继续冒险者的话。 あと、ナツキじゃないが、悪い奴に捕まって牢屋から逃げ出す時とか。 还有,不是枣,被坏人抓住从牢房逃走的时候。 そんな機会は来て欲しくないが。 我不希望有那样的机会。 「そうね。毒針なら、私の『毒治癒キュア・ポイズン』もあるし、たぶん大丈夫よね」 “是啊。毒针的话,也有我的《毒治愈之美少女》,大概没问题吧” 「ナオとナツキが良いなら、あたしに反対する理由はないかな?」 “如果娜奥和夏琪好的话,有没有理由反对我呢?” 「それじゃ、やってみますね。あ、ナオくん以外は離れていてくださいね」 “那我试试看。啊,除了小直以外请保持距离哦” 俺とナツキはハルカたちを下がらせると、『光ライト』で鍵穴の中を照らしながら、あーでもない、こーでもないと相談しながら罠と鍵を解除、宝箱を開けてみたのだが……。 我和夏树让Haruka他们下车后,一边用“光灯”照亮钥匙孔,一边商量着“不是那样的,也不是这样的”一边解除陷阱和钥匙,打开了宝箱……。 「石……?」 “石头……?” 宝箱の中に入っていたのは、手のひらに何とか載るサイズの石っぽい物だった。 放在宝箱里的是手掌大小的像石头一样的东西。 見た目は黒っぽく、重量も普通の石っぽい。 看起来很黑,重量也很像普通的石头。 ひっくり返してみても、やっぱり石っぽい。 翻过来看,果然像石头一样。 手触り、その他も石っぽい。 手感,其他也像石头一样。 「なんだこれ? トーヤ、判るか?」 “这是什么?知道吗?” 俺には判断が付かなかったため、トーヤに渡してみたのだが彼も首を捻る。 因为我没有做出判断,所以交给了TOYA,他也歪着头。 「どれ……石?」 “哪个……石头?” 「いや、それなら俺でも判る」 “不,那我也知道。” 「あたしにも見せて! う~ん……?」 “也给我看看!嗯……?” ユキからナツキ、ハルカ、ミーティアたちと順番に回るが、全員が正体を判別できず。 从yuki到夏树、Haruka、Metia他们按顺序轮流,但是大家都无法辨别真面目。 俺の【ヘルプ】は当然として、トーヤやユキの【鑑定】、【錬金術】や【薬学】のスキルでも石としか判断できないのだから、控えめに言っても『正体不明』である。 我的【帮助】是理所当然的,托亚和雪的【鉴定】,【炼金术】和【药学】的技能也只能判断是石头,所以即使保守点说也是‘身份不明’。 そして端的に言うなら、『ただの石』である。 而且,直截了当地说,这只是“普通的石头”。 「どうするよ?」 “怎么办?” トーヤがポンポンと“石”をお手玉しながらそう訊ねるが、俺たちは答えを出せず、顔を見合わせて唸る。 虽然Toya一边用手球敲着“石头”一边这样问,但是我们没有给出答案,而是面面相觑地呻吟着。 「うーむ……本当に単なる石なら、当然捨てるわけだが……宝箱に入っているか? ただの石が?」 “嗯……如果真的是单纯的石头的话,当然会扔掉……是装在宝箱里吗?只是石头?” 「考えにくい、よね?」 “很难想象吧?” 「はい。鍵に加えて罠まで付いていて、ゴミというのは、いくら何でも意地が悪いというか……」 “是的。钥匙加上陷阱,垃圾不管怎么说都是不好的……” 普通なら『あり得ないだろ』と答えるところなのだが、色々と意地が悪いしな、この階層。 一般来说回答“不可能吧”,但是这个阶层的人心术不正。 「――まぁ、悩んでも解決しそうにないし、取りあえず持ち帰ってみましょ。幸い、私たちには重さはあまり関係ないし」 “——嘛,就算烦恼也解决不了,总之先带回去看看吧。幸运的是,我们和重量没什么关系” 「ですね。プロに見てもらうのが一番ですね」 “是啊。让专业人士看看是最好的” 「よっしゃ、了解。ちょい残念だが、気を取り直して、次に行こう! 次に!」 「好的,明白。有点遗憾,重新振作精神,下次再去吧!接下来!” パン、パン、と手を叩いて空気を変えたトーヤに俺たちも頷き、その“石”をマジックバッグに放り込んで探索を再開したのだが――。 我们也点了点头,把那块“石头”放进了魔术包里重新开始探索。 「おい、また石だぞ?」 “喂,又是石头?” 「ですね」 “是吧。” あれからストーン・ゴーレムを排除しながら探索を続けること、更に三日。 从那以后一边排除斯通·戈莱姆一边继续探索,再过三天。 見つけた宝箱は計五つになっていたが、そこから出てくるのは常に石だった。 找到的宝箱一共有五个,但是从那里出来的总是石头。 最初の二つぐらいは、全員で矯めつ眇めつしていたのだが、それ以降は宝箱から取りだし、ほぼそのままマジックバッグへ直行するようになっていた。 最初的两个左右,全体人员仔细端详,不过,此后从宝箱取,大体上就那样直接去魔术包。 すべての宝箱に鍵と罠が付いているのでスキルアップにはなるのだが、出てくるのが石なので、パーティーメンバーのテンションはだだ下がりである。 因为所有的宝箱都有钥匙和陷阱,所以技能会提高,但是因为出来的是石头,所以派对成员的情绪会下降。 「それじゃ、これもバッグに片付けて――」 “那么,这个也收拾到包里吧——” 「ちょっと待った!」 “等一下!” 石をそのままマジックバッグに放り込もうとした俺の手を、トーヤがガシリと掴むと、俺の手から石を取り上げて、マジマジと見つめる。 TOYA咔嚓一下子抓住了我想把石头直接扔到魔术包里的手,从我手里拿起石头,认真地盯着我。 「何だ、トーヤ、何か気になることでも?」 “什么啊,托亚,有什么在意的事吗?” 「……あぁ、これ、ガーネットの原石だ」 “……啊,这是石榴石的原石。” 「ガーネット……え? 宝石? マジで?」 “石榴石……诶?宝石?真的吗?” トーヤの持つ石を取り返し、光に当ててみるが……これ、宝石か? 我把托雅拿的石头夺回来,用光照一下……这是宝石吗? 少し赤黒くは見えるが、それだけ。 虽然看起来有点红黑色,但是只有那个。 俺の目には、とても宝石には見えない。 在我的眼里,怎么也看不见宝石。 「ちょ、ちょっとナオくん? 見せてくれますか?」 “等一下,娜奥君?可以给我看一下吗?” 「えぇ、宝石と聞いては見過ごせないわね」 “哎,听你说是宝石可不能视而不见啊。” 出続ける石に、ほぼ完全に興味を失っていた女性陣が、俄然瞳を輝かせ、俺に近づいて――いや、迫ってくる。 面对不断出现的石头,几乎完全失去兴趣的女性们,突然目光炯炯,向我靠近——不,迫近。 「お、おう。存分に見てくれ」 「哦,哦。请看得尽兴” 逆らって良いことはない。 反过来说没有好事。 それを理解している俺は、持っていた石をハルカに渡すと身を引き、トーヤの傍へと撤退。 理解这一点的我,将手中的石头交给了春佳后便缩着身子,撤退到了TOYA的身边。 受け取ったハルカは、強めた『光ライト』で石を煌々と照らし、それを女性たち全員で覗き込んでいる。 收到的Haruka用强烈的“光照”把石头照得闪闪发光,所有女性都在偷窥着。 そう、メアリとミーティアも加わって。 是的,还加了玛丽和米蒂亚。 まだ小さくても、宝石には興味があるらしい。 虽然还很小,但似乎对宝石很感兴趣。 もっともミーティアなど、その興味が、装飾品としての興味か、お金になることから来る興味かは、やや微妙に思えるが。 不过,美蒂亚等,其兴趣是作为装饰品的兴趣还是成为金钱的兴趣,我觉得有点微妙。 「トーヤ、【鑑定】か?」 “Toya,【鉴定】吗?” 「あぁ。オレが見て判断したわけじゃねぇし、間違いはないだろ」 “啊。又不是我看了判断,没有错吧” 「一見すればただの石だもんな」 “乍一看只是石头啊。” 「少しだけ、宝石っぽい光は見えたけどな。たぶん、周囲に別の石が付いているんだろうな」 “虽然能看到一点点宝石般的光芒。大概周围有别的石头吧” なるほど、宝石が含まれる石の塊って感じなのか。 原来如此,感觉是含有宝石的石头块啊。 「ってことはだ。これまで見つけた石も、割ってみたら中に――」 “也就是说。到现在为止发现的石头,如果打破了的话,也会在里面——” 「「「待って(ください)!!」」」 “请等一等。” ハルカたち三人が、揃って声を上げた。 Haruka等三个人齐声呐喊。 「素人が下手に手を出すことは、賛成できないわ」 “我不赞成外行拙劣地插手。” 「はい。宝石は案外衝撃に弱かったりします。自分たちで割るのはお奨めできません」 “是的。宝石意想不到的冲击力很弱。我们不推荐自己除法” 「プロに任せようよ!」 “交给专业人士吧!” 「お、おう……」 “哦,哦……” 別に俺が割るつもりも、今すぐやるつもりもなかったのだが、ハルカたちの迫力に、俺は余計なことは言わず、素直にコクコクと頷く。 虽然我并没有打算打破,也没有马上就做的打算,但我不会对Haruka他们的魄力说多余的话,而是坦率地点头同意。 やっぱハルカたちも、宝石は魅力的に感じるのか。 果然Haruka他们也觉得宝石很有魅力吗。 十分に稼げるようになっても、高価なアクセサリーを買っている様子もなかったのだが……娼館に注ぎ込んだトーヤとは違って。 虽然能赚很多钱,但也没有买昂贵的首饰的样子……和倾注在妓院的火炬不同。 「これは、宝箱が、そして町に帰るのが楽しみになってきましたね」 “这让我很期待宝箱,然后回到城里去。” 「うん! 『宝箱とかどうでも良くない?』とか思い始めてたけど、俄然やる気が湧いてきたよ! 全部、ナツキとナオ任せだけど!」 “嗯!”宝箱什么的怎么样都不好吗?”虽然开始这么想,但是突然有了干劲!全部都交给了枣和茄子!” 「ユキはマッピングで頑張ってるじゃない。きっちりと、抜けがないように回りましょう!」 “小雪不是在努力映射吗。好好地,为了不漏掉而旋转吧!” 「当然だよ!」 “当然啦!” うん、熱意が違うな。これまでと。 嗯,热情不同啊。到现在为止。 俺は……これまでの売れない魔物が続いていたので、金になるのは嬉しいな。 我……因为一直以来都是卖不出去的魔物,所以很开心能变成钱。 宝石を加工して、ハルカに贈ってやるの良いかもしれないが、使う機会がほとんどなさそうなんだよなぁ。 加工宝石,也许赠送给Haruka比较好,但是几乎没有使用的机会。 俺が贈った指輪ぐらいなら、高価ながらも目立ちにくいが、下手に大きな宝石なんか身に着けて街を歩けば、厄介事を引き寄せる未来しか想像できない。 如果是我送的戒指的话,虽然很贵但是很难引人注目,但是如果不熟练地戴着大宝石在街上走的话,只能想象会带来麻烦的未来。 「……メアリとミーティアもやっぱり宝石は嬉しいか?」 “……玛丽和米蒂亚果然也喜欢宝石吗?” 「これまで縁がなかったのでなんとも……綺麗なんですよね?」 “因为至今为止都没有缘分,所以真的……很漂亮吧?” 「あぁ、そのレベルなんだ? そりゃそうか、見る機会なんか、ないよな」 “啊,是那个水平吗?那是吗,没什么机会看啊” 俺だって、親が持っていた小さな物を除けば、美術館や博物館に行ったときぐらいしか、実物を見る機会なんてない。 我除了父母带的小东西,也只有去美术馆和博物馆的时候才有机会看到实物。 テレビやネットがなければ、たいていの人はその程度だろう。 如果没有电视和网络的话,大部分人都是这种程度吧。 ましてや、この世界で平均以下の生活をしていたメアリが宝石を見る機会なんて、普通ならほぼ有り得ない。 更何况,在这个世界上过着平均以下生活的玛丽看到宝石的机会,一般来说几乎是不可能的。 俺とハルカの指輪にも小さな宝石が付いているが、別に見せびらかしているわけじゃないしなぁ。 我和Haruka的戒指上也有小宝石,但并不是在炫耀。 「イリアス様が結婚式に出席した時。あのときには身に着けていたけどな」 “伊利亚斯先生出席婚礼的时候。那时候我就戴在身上了” 「え、えぇ。でもあのときは、怖くて近くでは見られませんでしたから」 「啊,呃。但是那个时候,因为害怕,所以在附近看不到” トーヤの指摘に、メアリは頷きつつも軽く首を振る。 面对TOYA的指摘,玛丽一边点头一边轻轻摇头。 ネーナス子爵家の方針なのか、イリアス様も自宅にいる間は宝石の付いたアクセサリなんて着けていないし、結婚式の行き帰りも同じく。 可能是妮纳斯子爵家的方针吧,伊利亚斯在自己家期间也没有佩戴带宝石的饰品,婚礼的往返也一样。 イリアス様とメアリは、馬車の中や宿など一緒にいる時間も長かったが、宝石を近くで見ることはなかったのだろう。 虽然伊利亚斯和玛丽在马车里、旅馆等一起呆的时间也很长,但她并没有在附近看到过宝石吧。 「ミーティアは――」 “米蒂亚是——” 「宝石は高く売れるの! だから、美味しい物、たくさん食べられるの!」 “宝石卖得很高!所以,能吃很多好吃的东西!” 「やっぱミーティアは、食欲優先か」 “果然Metia是食欲优先吗?” 「綺麗でも、お腹は膨れないの」 “虽然很漂亮,但是肚子不胀。” 至言である。 至理名言。 金銭的価値があるからこそ意味があるのであって、宝石は間違っても実用品ではない。 正因为有金钱价值才有意义,宝石错了也不是实用品。 少なくとも、この世界では。 至少,在这个世界上。 「――と、ミーティアは言っているが、そちらの淑女たちはどう思う?」 “——米蒂亚这么说,你觉得那边的淑女们怎么样?” 「……宝飾品は心の栄養なのよ。取り過ぎのメタボはダメだけど、程よい栄養は生活を豊かにしてくれるの」 “……珠宝是心灵的营养。摄取过多的代谢综合征是不行的,但是适当的营养能丰富生活” 少し考えて出したハルカの答えに、ナツキとユキも同意するように何度も頷く。 对于Haruka稍微思考了一下后的回答,夏树和雪也赞同地连连点头。 なるほど。こちらも一理ある。 原来如此。这也是有道理的。 元々、身の丈に合った範囲なら、俺も文句を言うつもりはないのだが。 本来,只要在适合自己身高的范围内,我也不打算抱怨。 そう考えたら、トーヤの“散財”も心の栄養と言えるのかもしれない。 这样想的话,也许火炬的“散财”也可以说是心灵的营养。 「まぁ、身体の栄養に影響が出ない範囲で頼む」 “嘛,请在不影响身体营养的范围内。” 「もちろんよ。ええ、もちろん。……そのためにも頑張って探索を進めましょう」 “当然啦。嗯,当然。……为此也要努力进行探索”