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「こんなに早く!? ありがとうございます」
“这么快就过去了!?谢谢”
俺たちがレッド・ストライク・オックスのミルクを冒険者ギルドに届けると、ディオラさんの予想よりも大分早かったようで、少し驚きながらもしっかりと現金で買い取ってもらえた。
我们把红・好球・奥克斯的牛奶送到了冒险者行会,好像比迪奥拉的预想快了很多,虽然有点吃惊,但还是用现金买了下来。
具体的には、115本で金貨1万5千枚。
具体来说,115个金币1万5千枚。
1本あたり金貨130枚ほどだが、この値段は品質や短納期などを考慮した結果である様だ。
每根金币大约有130枚左右,这个价格是考虑到品质和交货期等因素的结果。
僅か1週間ほどの労働で金貨1万5千枚も稼ぐとか……凄くね?
仅仅一周的劳动就赚了1万5千枚金币……很厉害吧?
買う人が限られるため、滅多に売れることは無いのだろうが、メアリたちを数に入れても、1人当たり金貨2千枚。家が建つ。
因为买的人有限,所以很少有人能卖,但是就算把玛丽放进数量里,每个人也能卖2000枚金币。盖房子。
なんつーか、高ランクの冒険者が少ないのも理解できるな。
怎么说呢,也能理解高等级的冒险者很少。
俺たちの稼ぎの良さは魔法のおかげもあるだろうし、魔法を使える人が少ないのは理解しているが、それでもランク5の俺たちがこれだけ稼げるのだ。
我们赚钱的好处也多亏了魔法,虽然理解能使用魔法的人很少,但是即使这样,等级5的我们也能赚这么多。
魔法が無くてもランク6とか7になれば、それなりに稼げるだろう。
就算没有魔法,到了等级6或7的话,也能相应地赚钱吧。
であれば、十分な老後(?)資金を貯めることも難しくないだろうし、ほどよいところで引退してしまうのではないだろうか。
这样的话,就足够老后(?)存钱也不难,在适当的地方退休不是吗。
引退せずに続けているのは、冒険者としての生活が好きな人か、金遣いが荒すぎて稼ぎ続けないとやっていけない人か。
不引退而继续工作的人,是喜欢冒险者生活的人,还是因为挥金如土而不继续赚钱的人。
冒険者には稼いだら稼いだだけ使うという人も多いようなので、後者についてはそれなりにいそうな気がするのが、なんとも言えない。
因为冒险者中有很多人挣多少钱就花多少钱,所以对于后者我觉得应该有相应的存在,这一点无法形容。
「あと、今すぐではありませんが、運搬についてもお願いできませんか? 護衛の依頼を請けに行く際に」
“还有,现在不是马上,可以拜托您搬运吗?去接受护卫的委托的时候”
「えぇ、構わないわよ。同じ場所に行くわけだしね」
「啊,没关系。因为要去同一个地方”
「ありがとうございます。マジックバッグが節約できます」
“谢谢。可以节省魔术包”
100本以上のガラス瓶を破損無く運搬するとなると、やはりマジックバッグを使うのが一番効率が良いわけだが、冒険者ギルドであってもマジックバッグを多く持っているわけではない。
如果没有破损地搬运100个以上的玻璃瓶的话,使用魔术包应该是最有效率的,但是即使是冒险者行会也不会有很多魔术包。
その点、俺たちに依頼をすればマジックバッグを貸し出すことなく依頼が熟せる、と言う判断だろう。
在这一点上,如果委托我们的话,就不会出借魔术包,委托也会成熟。
ただ、自前のマジックバッグを利用する分、報酬に上乗せしてくれるらしいので、俺たちからすればかなり美味しい依頼である。護衛依頼を請ける以上、どちらにしろピニングへの移動は必要なのだから。
只是,因为利用自己的魔术包的份儿,好象在报酬上加上,从我们来说是相当好吃的委托。既然接受了护卫的委托,不管怎么说,转移到宁是必要的。
「それでは、出発日にまた引き取りに来てください。準備しておきますので」
“那么,请在出发日再来取。我会准备好的”
◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇
レッド・ストライク・オックスのミルクの採集が順調に終わり、出発予定日まではまだしばらく時間があるという事で、俺たちは久しぶりにノーリア川上流まで漁に来ていた。
红·好球·牛克斯的牛奶的采集顺利结束,到出发预定日还有一段时间,我们隔了好久来到了诺利亚川上游来捕鱼。
そろそろ気候的にも過ごしやすくなっているので、森の奥で鍛えるという案もあったのだが、しばらくの間休みを取っていなかったし、護衛依頼を請けると、当然ながら休みを取れなくなる。
因为气候差不多也变得容易过了,所以也有在森林深处锻炼的方案,但是暂时没有休息,如果接受了护卫的委托,当然就不能休息了。
状況次第で流動的ではあるが、諸々を考慮すると、ラファンを出発してから再び家に戻ってくるまで1ヶ月から2ヶ月程度は掛かりそうな様子。
虽然根据状况的不同会有流动性,但是考虑到各种各样的情况,从拉风机出发到再次回到家大概需要1个月到2个月的时间。
その前に一度リフレッシュしておこう、となったのだ。
在那之前,我想重新振作一下。
今回の同行者にはメアリとミーティアに加えて、トミーも居る。
这次的同行者除了玛丽和米蒂亚,还有汤米。
但し、堅気の仕事をしているトミーに関しては、一泊二日で帰宅することになる。
但是,关于做正经工作的汤姆,两天一夜就回家了。
少し前、トミーにもアドヴァストリス様の神殿で経験値が訊けることを伝えた結果、ちょっとずつ継続的に鍛えているようで、今では釣り場の行き帰りぐらいは1人でも問題ない程度にはなっていた。
不久前,在阿德瓦斯特里斯的神殿里告诉汤姆经验值是可以问的,结果好像在一点点地持续锻炼,现在去钓鱼场的话,一个人也没问题。
でなければ今回は連れてこなかっただろうから、彼の努力も無駄にはなっていないわけだ。
否则这次就不会带来了,他的努力也不会白费。
「すごい! すごいの! いっぱい釣れるの!」
“好厉害!好厉害!能钓到很多!”
「こ、こんな簡単にお魚が手に入るなんて!!」
“这,这么简单就能买到鱼!”
生まれて初めての魚釣りにはしゃぐ2人と、そんな2人をフォローしながらも魚釣りを楽しむ俺たち。
出生以来第一次为钓鱼而兴奋的两个人,和一边关注着这样的两个人一边享受钓鱼的我们。
いや、ミーティアは単純に魚が釣れることに喜んでいるが、メアリの方は普通に買うと高い魚がスポスポと釣れることに戦おののいている感じか。
不,Metia只是单纯地为能钓到鱼而高兴,而meari却给人一种普通买了就会钓到很贵的鱼的感觉。
ある意味、お金を一本釣りしているような物だからなぁ。
某种意义上来说,就像是在找钱一样。
「ここはいつ来ても釣れるわねぇ」
“这里什么时候来都能钓到呢。”
「あぁ。大切にしたい漁場だな。俺たちの充実した食生活のために」
“啊。真是想好好珍惜的渔场啊。为了我们充实的饮食生活”
男の釣りに女は付き合ってくれないとか聞いたことがあるが、ハルカたちは特に文句をいうでも無く、毎回付き合ってくれている。
我听说过女生不会陪我钓鱼,但是遥他们并没有特别抱怨,每次都会陪我。
入れ食いで釣れる事と、食糧確保の面があるからかもしれないが、まぁ、ありがたい。
也许是因为有放进去吃就能钓到的事和确保粮食的一面,嘛,真是太感谢了。
「僕としては、物足りない部分はあるんですけどね。工夫の余地があまり無いから」
“对我来说,有不足的地方。因为没有什么下功夫的余地”
「とか言いつつ、トミーの釣るの、デカいじゃん」
“话说回来,汤姆钓的不是很大吗?”
「毛針の細工や針の大きさですね。一応、僕のアドバンテージは鍛冶師ですから」
“是毛针的工艺品和针的大小。我的优势是锻冶师”
大した違いでは無いのだが、トーヤの言うとおり、確かにトミーの釣り上げる魚は平均的に大きい。
虽然没有什么大的区别,但是正如TOYA所说的那样,TOMY钓上来的鱼平均很大。
別に魚拓を取るわけじゃないのでどうでも良いと言えば良いのだが、大きいのが釣れるとそれはそれで嬉しいので、少し羨ましい。
并不是要取鱼拓,所以说无所谓就好了,但是能钓到大的鱼就很开心了,有点羡慕。
「竿もちょっと違うよな?」
“鱼竿也有点不一样吧?”
「えぇ、折れると困りますから、ちょっと細工はしてます」
“啊,要是折断了就麻烦了,所以稍微做了点手脚。”
適当に木を切って来ただけの俺たちとは違い、トミーの竿は何やら高級感がある。
和只是随便砍树的我们不同,汤姆的竿有种高级感。
聞いてみると、家具職人に注文して作ってもらった物に、金具などを追加して作ったのだとか。
问了一下,据说是在家具工匠点的东西上追加了金属零件等做成的。
「……でも、あんまり意味ないよな? ここで釣る場合」
“……但是,没什么意义吧?在这里钓鱼的时候”
「そうなんですよ~。竿のしなりが云々するほどの魚なんて掛かりませんし、ちょっと大きくても、たも網で簡単に掬えちゃいますから……。何というか、仕掛けとかあんま関係ないですよね」
“是啊~。不会挂到鱼竿上云密布的鱼,就算再大一点,也能用网轻松捞到……。怎么说呢,机关什么的和我没什么关系吧”
「まあな。むしろ、竿すら不要な感じだよな」
“算了。倒不如说,感觉连鱼竿都不需要”
そうなのだ。多少大きい物が掛かったところで、糸を直接持って引き寄せ、たも網で掬えば終わり。
是的。即使挂了一些大的东西,也可以直接拿着线拉到一起,用网捞起来就可以了。
それこそ一切しなりの無い木の枝でも、あまり困らないだろう。
正是因为如此,即使是完全不松散的树枝,也不会太困扰吧。
たも網さえあれば、船釣りで使う様な、糸巻きと針だけでも良いぐらいである。
只要有网,像在船上钓鱼一样,只需要卷线和针就可以了。
「ギャフとか、リールも試作してるんですけど……海に行く予定とかありませんか?」
“我在试着做Gaff和Leil……你有去海边的计划吗?”
ギャフとは棒の先に鉤かぎが付いた道具で、でっかい魚を引き揚げるときに使うのだが、当たり前だが、この川にギャフが必要な魚なんて生息していない。
「ガッフ」是一种在棍子尖上挂了钩的道具,在捞大鱼的时候使用,这是理所当然的,但是在这条河里没有需要盖帽的鱼。
リールに関しても同様で、引きが強すぎる様な魚もいないし、遠くまで仕掛けを投げないのであれば必要性は低い。少なくとも湖程度の広さがなければ、あえて使う事はないだろう。
关于卷轴也同样,没有拉力过强的鱼,如果不到很远的地方去投装置的话,就没有必要了。至少如果没有湖那么大,就不必勉强使用了吧。
そう考えれば、やはり活躍するのは海なのだろうが――。
这样想的话,果然活跃的还是大海吧——。
「無いなぁ。この国、海に面してないし」
“没有啊。这个国家不临海”
「えっ! ――なんか、そんな気はしてましたが、やっぱそうなんですかぁ~~。はぁ」
“诶!——怎么说呢,虽然有这样的感觉,果然是这样啊~。哈”
一瞬驚きに目を見開いたトミーだったが、多少は予想していたのか、肩を落としてため息を吐いた。
一瞬间吓得睁大了眼睛的汤姆,不知是不是多少料到了,耷拉着肩膀叹气。
冒険者をしている俺たちだって、少し前に周辺国のことを知ったぐらいなのだ。鍛冶仕事に専念しているトミーが、地理を詳しく知っているはずもない。
就算是身为冒险者的我们,也只是不久前了解了周边国家而已。一心从事锻冶工作的汤姆,不可能对地理很了解。
ちなみに、オースティアニム公国、フェグレイ王国、ユピクリスア帝国のいずれにも海は無いので、もし海に行くのであれば、それらの国を通り抜けて別の国に行く必要があるが、トラブルを避けるのなら、選択肢としてはオースティアニム公国の1択しか無いだろう。
顺便说一下,由于奥斯蒂亚尼公国、费格雷王国、尤比里亚帝国都没有海,如果要去海边的话,需要穿过这些国家去别的国家,如果要避免麻烦的话作为一种选择,只有一个选择,即欧斯蒂亚尼公国。
そしてその旅程は、「ちょっと海釣りに」などと気軽に行ける様な物ではないことは、容易に想像できる。
而且可以很容易地想象,那个旅程并不是像“去海边钓鱼”这样可以轻松去的东西。
「以前、『釣りに命かけるか』的な事を言った覚えがあるが、海釣りの方はマジで命懸けだと思うぜ?」
“我记得以前说过‘钓鱼要堵上性命吗’之类的话,但是我觉得海钓真的是拼上性命的事吗?”
「そんなに?」
“怎么会这样?”
「海までに通過する国の情報すら無ぇから。下手したら、入国した途端にとっ捕まって、奴隷落ちって可能性すらあるぜ?」
“连通过大海的国家的信息都没有。搞不好的话,一入境就抓起来,甚至有可能掉入奴隶。”
「だな。周辺国だと、フェグレイ王国あたりは危ないかもしれないな。国自体はともかく、領主次第で何があるか。差別も酷いみたいだし」
“是啊。周边国家的话,费格雷王国可能会很危险。国家本身就不说了,根据领主的情况会有什么呢。差别也很严重”
このへんの国の中では、元々領主の権限が強いところに、内紛状態なのだ。
在这一带的国家中,原本领主的权限就很强,处于内乱状态。
実際、まともそうなこの国のネーナス子爵領ですら、先々代では軽犯罪で逮捕され、奴隷のように鉱山へ放り込まれていたわけで。
实际上,就连这个看上去很正经的国家的纳纳斯子爵领,在上一代也因为轻罪被逮捕,像奴隶一样被扔进矿山。
なかなかにリスクの高い世界である。
这是一个风险很高的世界。
「魔物と戦うぐらいならともかく、さすがにそっち方面で『命をかける』のは嫌だなぁ」
“与其和魔物战斗倒还可以,但我还是讨厌在那边拼上性命。”
「だよな。ま、もし安全に海に行けるようなら誘ってやるから。但し、期待はするな。無理な可能性の方が高いから」
“是啊。嗯,如果能安全地去海边的话,我会邀请你的。但是,不要期待。因为勉强的可能性比较高”
「それでも嬉しいよ。トーヤ君、ホントお願いね!」
“这样也很开心。托亚君,真的拜托你了!”
俺も海の魚、特に刺身は食べたいので、トミーを誘うのはやぶさかでも無いのだが……可能性は低そうだなぁ。
我也很想吃海鱼,特别是生鱼片,所以邀请汤米也不是很稀奇……可能性好像很低啊。
それこそ、俺が国を跨いだ転移を出来るようになった上で、俺自身がそんな遠くまで足を延ばす機会があれば、なのだから。
正是因为这样,在我能够跨越国界转移的基础上,如果我自己有机会能拖到那么远的地方去的话,那就太好了。
◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇
普段もこの魚釣りはレジャー要素が高いのだが、今回は初参加のメアリたちもいるという事で、焚き火を使っての魚の串焼きに挑戦である。
平时这种钓鱼的娱乐要素也很高,但是这次也有首次参加的玛丽们,所以挑战用篝火烤鱼。
当然、挑戦するのはこの2人。
当然,挑战这两个人。
「まずはウロコを取ってください」
“首先请把鱼鳞取下来。”
「はい!」
“是的!”
「ちょっと、ぬるってしてるの……」
“有点温……”
ナツキの指導の下、魚の調理に挑戦するメアリとミーティア。
在枣的指导下,玛丽和米蒂亚挑战了烹饪鱼。
獣や魔物は容赦なく解体する2人だが、初めて触る魚はやや勝手が違うらしく、手つきが覚束ない。
兽和魔物毫不留情地解体的两人,第一次接触到的鱼好像有点不对劲,手势不太可靠。
「ウロコを取ったら、お腹を裂いてワタを出し、エラも取り除きます」
“去鱼鳞的话,剖开肚子把棉花拿出来,去除鱼鳍。”
「こんな……感じでしょうか」
“这样的……感觉吗?”
「はい。良い感じです。それを綺麗に洗ってください」
“是的。感觉很好。请把那个洗干净”
ナツキが指導する横で、俺たちの分はユキとハルカが手早く処理していく。
在夏树的指导下,我们的份由雪和春香迅速处理。
そして、地味にトミーも手際が良い。
而且,托米也很朴素,手法也很好。
俺たちはそちらには手を出さず、焚き火作り。
我们不向那里出手,而是做篝火。
火が無いと焼けないので、これも大事なお仕事である。
没有火的话就烤不着,这也是很重要的工作。
「トミー、案外慣れてるね? 結構料理とかするの?」
“汤姆,你意外地习惯了呢?要做很多料理吗?”
「いえ、ユキさんたちほどでは……。魚に関しては、あれです。釣ってきて捌かないとか許されないので……親に」
“不,不像yuki他们那样……。关于鱼,是那个。因为不允许钓来不卖……所以…给父母”
少し意外そうなユキに、トミーは苦笑を浮かべる。
面对稍微有些意外的雪,汤米露出苦笑。
俺たちと来た時も、魚を捌くのだけは手際が良かったし、きっと実家でもかなりの数、熟してきたのだろう。
和我们来的时候,也只是处理鱼的手法很好,一定在老家也熟了很多吧。
「あぁ、なるほどね。トミーの母親は魚、捌かない人? 最近はスーパーでも丸身の魚ってあんまり売ってないし」
“啊,原来如此。汤姆的母亲是不卖鱼的人吗?最近超市也不怎么卖圆身鱼”
「いえ、恐らく平均以上には上手いと思いますよ? でも、僕がたくさん釣ってくると、さすがに……」
“不,恐怕比平均值还要厉害吧?但是,我钓了很多鱼,果然……”
「数が多いと、さすがに面倒か~。あたしも、こっちに来るまでは魚を捌く機会なんて、殆ど無かったからねぇ」
“数量多了,果然很麻烦啊。我在来这里之前也几乎没有卖掉鱼的机会”
「スーパーで売っているのは、切り身か、処理済みの物をトレーに入れて、だからね。丸身の物も『声を掛けたら処理します』って物だし」
“超市卖的是切块或者处理好的东西放进托盘里。圆身的东西也叫‘打个招呼就处理’”
「そう、それ! 確実に自分でやるより綺麗に処理してくれるから、なかなかやる機会って無いよねー。……まぁ、その分、こっちに来てからは嫌と言うほどやってるけど」
“对,就是那个!确实会比自己做的处理得更漂亮,所以很难有机会做。……嘛,那份工作,来了这里之后就说讨厌了”
ユキが肩をすくめて苦笑を浮かべるが、正に嫌と言うほど、だろう。
雪耸耸肩露出苦笑,但也正是讨厌的程度吧。
俺たちがこれまで食べた魚の数って、数百匹ってレベルだし、それらはほぼすべてユキたちが処理してくれてるのだから。
我们至今为止吃过的鱼的数量只有几百条,而且这些鱼基本上都是由小雪他们来处理的。
「うーん、でも、ハルカさんたちが捌く魚って、ここで釣れる魚だけですよね? 海の魚に比べれば、簡単ですよ? 海だと、たまーに変な魚が釣れて、処理に苦労する事ってありますから」
“嗯,但是,Haruka他们卖的鱼只有这里能钓到的鱼吧?和海里的鱼相比,很简单哦?在海里,偶尔会钓到奇怪的鱼,处理起来很费劲”
「例えば?」
“比如?”
「メジャーなところでは、ハモとかアンコウとか? アンコウはネットで調べて何とか捌きましたけど、ハモの骨切りは技術が必要ですから……」
“在主流的地方,像是Hamo和安可之类的?安可在网上查了一下,总算卖出去了,但是因为火腿的切骨需要技术……”
「簡単には真似できないわよね。どうしたの? 我慢して食べたの?」
“不能简单模仿啊。怎么了?你忍耐着吃了吗?”
「いえ。思い切ってつみれにしました。ミキサーにかけて」
“不。我下定决心试了一下。放在搅拌机上”
「勿体ない……気もするけど、賢いのかしら? それなら確かに、骨切りも不要になるし」
“真是太可惜了……虽然很在意,但是很聪明吗?这样的话,确实不需要切骨了”
「普通に美味しかったですよ? イメージするハモ料理とは少し違いますけど」
“平时很好吃哦?虽然和想象中的豆芽料理稍微有点不同”
ハルカたちがそんな話をしている間にも、ナツキの料理教室は終盤にさしかかっていた。
就在Haruka他们说这话的时候,nacci的料理教室也快到了尾声。
「最後は串に、くねらせるように刺して……塩を振れば完成です」
“最后用扦子串起来……撒上盐就完成了。”
「「できたの(ました)!」」
“做好了!”
ミーティアたちが、パラッパパー、という感じに掲げた魚の串は、初めてにしては十分な仕上がりだった。
炸肉饼们把炸肉饼挂在上面的鱼串,第一次就已经做好了。
その間に、ハルカたちは1人2本ずつになるよう、3人で13本の串を仕上げていたが、それは些細な問題だろう。
在这期间,为了让Haruka一个人两根,三个人做了13根签子,这是很小的问题吧。
「それではその串を、焚き火の周りに並べて刺してください」
“那么,请把那个串在篝火的周围并插上。”
「「はい(なの)」」
“是的”
焚き火の周りにずらりと並ぶ16本の串。なかなかに壮観である。
在篝火周围排成一排的16根串。颇为壮观。
さすがに魚だけでは物足りないので、ナツキが別の焚き火を用意して、そこで麦粥を作る。
毕竟只有鱼是不够的,所以枣准备了别的篝火,在那里做麦粥。
ちなみに、うちの食事では比較的頻繁に、パン以外にも麦粥や麦飯が出てくる。
顺便说一下,我们家吃饭的时候比较频繁,除了面包以外还有麦粥和麦饭。
本当は米が食べたいのだが、売っていないので、それの代用品である。
其实我想吃大米,但因为没有卖,所以是它的代用品。
麦は麦なのだが、麦の品種によって、もち麦っぽかったり、押し麦に加工したりと工夫してくれているので、なかなか美味しく食べられている。
虽然麦子是麦子,但是根据麦子的品种,它在加工成粘麦、挤麦等方面下了很大功夫,所以吃得很香。
「まだかな? まだかな?」
“还没有吗?还没有吗?”
「ミー、落ち着きなさい。……あの、どれくらいで食べられますか?」
“美,冷静下来。……那个,要多久才能吃到呢?”
ワクワクとした様子で串焼きを見つめるミーティアをたしなめつつ、自分もソワソワとした様子が隠しきれないメアリだったが、ハルカの返答に顎を落とす事になる。
梅莉一边责备着兴奋地盯着烤串看的米蒂亚,一边也无法掩饰自己慌张的样子,但是春香的回答却让她下颚。
「そうね、1時間ぐらい掛けてじっくりと焼くのが美味しいわね」
“是啊,花一个小时左右慢慢烤的话很好吃呢。”
炭火の上に網を乗せて焼けばもっと簡単に焼けるのだが、串焼きで良い感じに焼こうとすると、案外時間が掛かる。
将网放在炭火上烤的话会更简单,但是如果想用烤串烤的话,意外的要花很多时间。
「そ、そんなに!?」
「そ、那么
「えーーっ、待ちきれないの!」
“嗯,等不及了!”
両手をふりふり不満を表明するミーティアに、俺たちは揃って苦笑を浮かべる。
面对挥手表达不满的Metia,我们一起苦笑。
魚の串焼き、すでにベテランの域に達した俺たちにとって、その程度の時間は織り込み済みなのだ。
烤鱼串,对于已经达到了老手境界的我们来说,这种程度的时间已经织进去了。
ちなみに、ハルカたちが出汁取りのために作っている焼き干しなどはもっと長く、2、3時間は焼いているのだから、1時間程度はまだ短いぐらいである。
顺便说一下,Haruka他们为了榨汁而做的烤干等要更长一些,因为要烤2、3个小时,所以1个小时左右还很短。
「まぁまぁ。これでも食べて、のんびりと待ちましょ。麦粥の方も時間が掛かるんだから」
“嘛。吃这个,悠闲地等吧。因为麦粥也要花时间”
ユキが取り出したのは、ダンジョンで入手した果物各種。
雪拿出的是在地牢里买到的各种水果。
「のんびりと待つの!!」
“悠闲地等待!”
すぐさま態度を変え、じっとユキの手にある果物を見つめるミーティア。
米蒂亚马上改变态度,目不转睛地看着雪手里的水果。
そんなミーティアの様子に和みつつ、果物やナッツで時間を潰して魚が焼けるのを待った後は、麦粥と共に焼き魚に舌鼓を打つ。
一边和着米蒂亚的样子,一边用水果和坚果打发时间等鱼烤好之后,和麦粥一起吃烤鱼。
うん。単純な味だけなら台所で料理した方が美味いのだろうが、シチュエーション効果か、とても美味く感じる。
嗯。如果只是单纯的味道的话,在厨房里做料理会更好吃吧,但或许是场景效果,感觉非常好吃。
メアリたちも満面の笑顔で魚を頬張り、その魚の美味さに、食事後にはまた魚釣りに邁進することになる。
玛丽们也满脸笑容地大口吃鱼,为了那鱼的美味,吃完饭再去钓鱼。
そして、翌日の早朝、トミーは朝食を食べた後、後ろ髪を引かれながらも1人、ラファンの町へと帰っていった。
第二天早上,汤米吃完早饭后,一边被后面的头发所吸引,一边一个人回到了拉斐尔的小镇。
対して俺たちは、その後も3日ほどその場に留まり、十分な数の魚やエビ、カニなどを補充してから帰還したのだった。
相对的,我们在那之后也停留了3天左右,补充了足够数量的鱼、虾、螃蟹等之后就回去了。