ch031, 032,034~036, 038, 040, 042 注音標示

031.md

@@ -164,7 +164,7 @@
 
 
 
-「あ、そうだわ。イヴァン、あなたに、お父様の面布めんぷを持ってきたのだけれど」
+「あ、そうだわ。イヴァン、あなたに、お父様の面布(めんぷを持ってきたのだけれど」
 
 
 

032.md

@@ -120,7 +120,7 @@
 
 
 
-　小麦の生地に包むのは、鶏肉だけではない。酢漬けのキャベツザウアークラウトや、練った蕎麦ジガンツィー、ベリージャムなども用意されていた。
+　小麦の生地に包むのは、鶏肉だけではない。酢漬けのキャベツ(ザウアークラウト)や、練った蕎麦(ジガンツィー)、ベリージャムなども用意されていた。
 
 
 

034.md

@@ -88,7 +88,7 @@
 
 
 
-「飾り棚キャビネットを自作するときは、二年どころではないぞ。八年以上もしっかり乾かしてから、作っている」
+「飾り棚(キャビネット)を自作するときは、二年どころではないぞ。八年以上もしっかり乾かしてから、作っている」
 
 「八年も！？」
 

035.md

@@ -80,7 +80,7 @@
 
 
 
-「熱あっつい！　アニャ、よくこれを絞れるね」
+「熱(あっつ)い！　アニャ、よくこれを絞れるね」
 
 「慣れよ」
 

036.md

@@ -134,7 +134,7 @@
 
 　今日は昨日搾った山羊のミルクを、加工するらしい。
 
-　山羊のミルクは一晩おくと、分離する。表面に浮かんでいるものを、“クリーム”と呼んでいるらしい。このクリームを穴あき柄杓スキーマーで掬い、鍋に注ぎ入れる。
+　山羊のミルクは一晩おくと、分離する。表面に浮かんでいるものを、“クリーム”と呼んでいるらしい。このクリームを穴あき柄杓(スキーマー)で掬い、鍋に注ぎ入れる。
 
 
 
@@ -162,7 +162,7 @@
 
 　さらに加熱するようだ。温めすぎは注意らしい。
 
-　目標の温度になったら凝乳酵素レンネットと呼ばれる、子牛の消化液から作った凝固液を冷水で薄めて入れる。
+　目標の温度になったら凝乳酵素(レンネット)と呼ばれる、子牛の消化液から作った凝固液を冷水で薄めて入れる。
 
 　これは、麓にある畜産農家から買い付けているようだ。
 
@@ -184,7 +184,7 @@
 
 　このまま一時間放置すると、ミルクは固まった。
 
-　ナイフで四角くカットし、布を当てた容器へ移す。その際に出た水溶液は乳清ホエーといって、栄養価が高いものらしい。スープに入れたり、菓子作りに使ったりするのだとか。
+　ナイフで四角くカットし、布を当てた容器へ移す。その際に出た水溶液は乳清(ホエー)といって、栄養価が高いものらしい。スープに入れたり、菓子作りに使ったりするのだとか。
 
 　ここで、固形となったミルクに塩を加え、チーズクロスに包んで丸形の桶に詰め込む。
 

038.md

@@ -146,7 +146,7 @@
 
 
 
-「乳香には、癒傷ゆしょう作用や鎮痛、瘢痕はんこん形成作用――かさぶたを作る能力を促す力があるの」
+「乳香には、癒傷(ゆしょう)作用や鎮痛、瘢痕(はんこん)形成作用――かさぶたを作る能力を促す力があるの」
 
 
 

040.md

@@ -20,7 +20,7 @@
 
 
 
-　それは、小型のたるだ。バター攪拌機チャーンというらしい。蓋についているハンドルを回すと、中のクリーム全体をかき混ぜることができるようだ。
+　それは、小型のたるだ。バター攪拌機(チャーン)というらしい。蓋についているハンドルを回すと、中のクリーム全体をかき混ぜることができるようだ。
 
 
 

042.md

@@ -369,7 +369,7 @@
 　蕎麦の芽は、出た。
 
 　ここが、俺の居場所なのだ。　
-
+***
 毎日更新にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
 
 一部、完です。