You can not select more than 25 topics Topics must start with a letter or number, can include dashes ('-') and can be up to 35 characters long.
 

21 KiB

212 アイスが食べたい 想吃冰淇淋

「わーぉ、見事。死んだ?」

“哇,太棒了。死了吗?”

ピクリとも動かないストライク・オックスを、トーヤが剣の腹でパシパシと叩く。

托雅用剑腹啪嚓啪嚓地敲打着连皮利都动不了的好球·奥克斯。

「あぁ、死んだな……」

“啊,死了啊……”

最初の『ゴキッ』の時点で、ストライク・オックスは索敵反応から消えていた。

在最初的《哥奇》的时候,好球·奥克斯从索敌反应中消失了。

予想以上にあっさりと。

比预想的还要清淡。

「ふっふっふ、ミスをそのままにしない。それが紫藤夕紀」

“呼呼呼呼呼,不要把错误就那样放着。那就是紫藤夕纪”

久しぶりにフルネームを聞いた――じゃなくて。

好久没听到全名了——不是。

向上心は素晴らしいし、効果も素晴らしいが……なんだろう、この気持ち? 妙な虚むなしさを感じる。方法としては間違ってないはずなんだが。

上进心很好,效果也很好……这是什么心情?感到奇怪的空虚。作为方法应该没有错。

「それにしては、随分久しぶりじゃね?」

“那么,好久不见了吧?”

「だって、馬鹿正直に真っ直ぐ突っ込んでくる敵なんてあまりいないし、森の中だと足下が見えにくいからねー」

“因为,几乎没有什么敌人会直挺挺地闯入你的世界,在森林里很难看到你的脚下。”

不思議そうなトーヤに、ユキは肩をすくめる。

面对不可思议的火炬,雪缩肩。

確かにこの魔法、タイミングが重要で、乱戦になるようだと下手に使えない。

确实这个魔法,时机很重要,如果是乱战的话就不能很好地使用。

俺たちの方が、くぼみに足を取られる危険性もあるわけだから。

因为我们有被凹坑绊住脚的危险性。

「土魔法には、『落とし穴ピットフォール』もあるんだろ? あっちはどうなんだ?」

“土魔法中也有‘陷阱陷阱陷阱Four’吧?那边怎么样?”

「あれは基本的に、人一人が落ちるぐらいの穴だからね。足を引っかける程度なら、『土操作グランド・コントロール』の方が向いてるよ? 練習しないと、変化速度が遅いけど」

“那基本上是一个一个人掉下来的洞。如果只是绊住脚的程度的话,“土操作地面控制”比较合适哦?不练习的话,变化速度就慢了”

基本的に『土操作グランド・コントロール』で土を操作する場合、ズズズッ、という感じに土が動く。

基本上,用“土操作接地控制”操作土的时候,土会一下子移动。

それに対し、『落とし穴ピットフォール』は、スポンッ、と穴が空く。

与之相对的,『陷阱陷阱陷阱陷阱Four』则是快速的、空洞的。

消費魔力は後者の方が圧倒的に多いので、転かす程度であれば前者を使うのは間違っていない。

因为后者的消费魔力压倒性地多,如果只是转换程度的话使用前者是没错的。

但し、高速で走ってくる敵の足下に、タイミング良く段差を作るには、かなりの練習が必要だろうが。

但是,要想在高速行驶的敌人脚下制造良好的台阶,需要相当多的练习。

「ま、楽に斃せたんだから良いじゃない」

“嘛,因为是轻易地就死了,不是很好吗?”

「そうですね。この大きさとあの速さ、受け止めるには厳しいでしょう?」

“是啊。这个大小和那个速度,接受起来很困难吧?”

「だよな。トーヤでも体重差で吹っ飛ばされそうだし」

“是啊。就算是火炬也会因为体重差而被吹跑”

避けながら戦うか、魔法で対処するか。

是一边避开一边战斗,还是用魔法来应对。

ダールズ・ベアーの時もトーヤは吹っ飛ばされてしまったわけだし、重量と慣性はバカにできない。

戴尔兹·贝勒的时候托雅也被吹跑了,重量和惯性也不能小看。

「トーヤ、この魔物の詳細は?」

“Toya,这个魔物的详情是?”

「えっと……売れるのは角と毛皮、肉……おっ? なんか『上手くすれば、乳が搾れる』って書いてあるんだが、オックスって、雄牛のことじゃなかったか?」

“呃……卖得好的是角和毛皮、肉……啊?总觉得上面写着‘做得好的话,就能挤奶’,Oks不是指公牛吗?”

「そちらの意味で使われることが多いけど、元々は雄牛とは限定されてなかったはずよ」

“虽然多用于表示那个意思,但原本应该不局限于公牛。”

本来の意味では、水牛なども含め、大きめのウシ科全般を指してオックスと言うらしい。

本来的意思是指包括水牛在内的大牛科全部都叫做牛克斯。

まぁ、名前はどうでも良いとして、今の問題は――。

嘛,名字无所谓,现在的问题是——。

「牛乳か……これは、雄牛だな」

“牛奶啊……这是公牛啊。”

ラファンの市場で牛乳は見かけないので、少し期待を込めてストライク・オックスの死体を転がしてみたのだが、残念ながらナニが付いていた。

因为在拉风的市场上看不到牛奶,所以怀着少许期待试着滚动了强袭・奥克斯的尸体,但是很遗憾有娜尼。

「いや、そもそも死んでたらダメみたいだぞ? 『死んだ後では不味くて飲めなくなるため、上手く生け捕りにして搾ることが肝要』って書いてある」

“不,说起来死了就不行了?”因为死后味道不好不能喝,所以要好好活捉榨取”

「それは……かなり無茶じゃないか?」

“那……是不是太乱来了?”

牧場にいる牛ならともかく、普通の野牛だって素直に搾らせてもらえるとは思えないのに、魔物相手であれば、『それなんて無理ゲー?』ってものだろう。

牧场里的牛就不必说了,就连普通的野牛也不可能乖乖地榨取,如果对方是魔物的话,就说“这怎么可能啊?”就是这样吧。

「斃すのは簡単でも、生け捕りはさすがに……ねぇ」

“虽然杀人很简单,但活捉的确是……”

呆れたように言うハルカに、トーヤは肩をすくめる。

面对目瞪口呆的遥,托亚缩了耸肩膀。

「だから、『高く売れる』んだと」

“所以说‘卖得好’。”

そりゃそうだ。

那是当然的。

今回はあっさり死んだが、これでも強さは(たぶん)オークレベル。

虽然这次死得很干脆,但是坚强程度(大概)还是欧克级别。

ラファンの町には、オークを単独で斃せる冒険者がほぼいないことを考えれば、それを生け捕りにして、のんびりと乳を搾る事がどれだけ困難か判ろう物である。

在拉斐的小镇上,如果考虑到几乎没有独自杀死奥克的冒险者的话,就很难判断生擒、悠闲地挤牛奶有多困难。

「でも、売るかどうかは別にして、牛乳は欲しいですね。チーズやバターは手に入りますが、生乳は手に入りませんから」

“但是,先不说卖不卖,我想要牛奶。芝士和黄油是可以买到的,但是生奶是买不到的”

「生乳が手に入ったら、料理の幅も広がるし、お菓子も作れるね! 生クリーム、欲しい! 生菓子! 生菓子!!」

“如果生奶到手的话,不仅可以扩大料理的范围,还能做点心呢!想要鲜奶油!生点心!生果子!”

「確かに、生菓子には心惹かれるわね。牛乳が無かったから、他のお菓子にも制限があったし」

“确实,生点心很吸引人呢。因为没有牛奶,其他的点心也有限制”

「あの、一応、お饅頭なんかも生菓子なんですよ……?」

“那个,馒头也算是生点心吧……?”

控えめにそう指摘したナツキの言葉は、ユキによって言下に否定された。

毫不客气地指出这一点的枣的话,被雪所否定。

「ナツキ、お婆ちゃんっぽいよ! 女子高生の生菓子って言ったら、生クリームでしょ!」

“夏树,很像奶奶呢!说到女高中生的生点心,应该是鲜奶油吧!”

ユキの言い分は、ちょっと偏見が入っている気はするが、生菓子のイメージが生クリームというのは、俺も否定できない。

虽然yuki的说法有点偏见,但我也不能否定生奶油给人的印象是生奶油。

ちなみに、ナツキ曰く、干菓子に対する生菓子なので、俺たちが普段口にするような『和菓子』は殆どが生菓子にあたるらしい。

顺便一提,枣说,因为是针对干点心的生点心,所以我们平时吃的“和果子”几乎都是生点心。

干菓子は落雁や煎餅などになるらしいが、落雁は食べる機会なんてほぼ無いし、煎餅を和菓子と言われても、俺の感覚から言えば『和菓子?』という感じで、ちょっとイメージと違う。

干点心好像变成了落雁和煎饼,但是落雁几乎没有吃的机会,就算把煎饼叫做和式点心,从我的感觉来说也是“和式点心?”这样的感觉,和印象有点不同。

「煎餅が和菓子……間違っちゃいねぇけど、オレもなんか違和感があるなぁ。なんか安いイメージだし」

“煎饼是日式点心……没错,但是我也有种不协调的感觉。感觉很便宜”

「高いお煎餅は、結構高いんですよ? 1枚数百円しますし」

“贵的煎饼很贵哦?一张要几百日元”

「マジで? 手間が掛かるのは解るけどよ……その値段を出すなら、ケーキやドーナツを買いたくなるなぁ、オレは」

“真的吗?我知道会花很多时间……如果出那个价格的话,我会想买蛋糕和甜甜圈的。”

ナツキが苦笑しながら言った言葉に、如何にも若者らしいことを言うトーヤ。

面对夏树苦笑着说的话,Toya说的完全像年轻人。

そしてそれは俺も同感。

然后我也有同感。

バリバリ、で終わる煎餅よりも、お腹に溜まるドーナツが食いたいし、たまにはケーキも良い。

比起脆脆饼干,我更想吃肚子里存着的甜甜圈,偶尔蛋糕也不错。

それに、今の時期ならアイスクリームとかあると嬉しい。

而且,现在这个时期有冰淇淋的话会很开心。

「ちなみに、生乳が手に入ったら、アイスクリームとか作れそうか?」

“顺便说一下,如果有生奶的话,可以做冰淇淋吗?”

「アイス……良いわね。バニラは見つけてないけど、抹茶味とかなら問題ないと思うわ」

“冰淇淋……真好啊。虽然没有发现香草,但是抹茶味的话应该没问题”

「良いな、それ! かき氷は飽きた!」

“真好啊,那个!刨冰吃腻了!”

氷は自由に作れるので、トミーに頼んでかき氷器は作ってもらったのだが、残念ながら適当な果物が手に入らなかったので、シロップは砂糖で作った黒蜜的な物だけ。

因为冰是可以自由制作的,所以拜托汤米做了刨冰器,但是很遗憾没有买到合适的水果,所以糖浆只有砂糖做的像黑糖一样的东西。

トーヤの言うとおり、飽きが来ているのは否定できない。

正如Toya所说,不能否定已经厌倦了。

「あと、生乳が手に入れば、アエラさんに生菓子を教えてあげられるね!」

“还有,如果有生奶的话,就可以教阿伊拉生点心了!”

「ですね。以前話したときは、イマイチ理解してもらえませんでしたから。やはり、実物が無いと」

“是啊。因为以前说的时候,不太能理解。果然没有实物的话”

「ホイップクリームを説明しろって言われても、難しいものね」

“就算让我说明一下鲜奶油,也很难啊。”

ホイップクリームの説明か。

是说鲜奶油吗。

白くて、柔らかくて、甘く、とろける。

又白又软,又甜,融化。

間違ってはいないが、それでホイップクリームが想像できるとは思えない。

虽然没有错,但是我不认为这样就可以想象得到鲜奶油。

ナツキの言う様な、お饅頭などの生菓子を教えてお茶を濁す方法もないではないが、やっぱりそれはなんか違う気がする。

虽然也不是没有像枣说的那样,教馒头等生点心来糊弄人的方法,但我觉得还是有点不一样。

「そういえばさ、前々から思ってたんだけど、スーパーで売ってる『ホイップ』って、あれ、別にホイップしてないよね?」

“这么说来,我以前就在想,超市卖的‘回车’,那个,没有什么回车吧?”

「ですね。どう見てもホイップ前ですよね」

“是啊。怎么看都是在回车前吧”

「ん? どういうことだ?」

“嗯?这是怎么回事?”

俺はハルカがケーキを作るのを見たことあるので、ユキの言っていることにすぐに思い至ったのだが、トーヤの方はイマイチ解らなかったらしい。

我看过Haruka做蛋糕,所以很快就想到了yuki说的话,但是Toya好像不太明白。

「いや、生クリームの代替品として、少し安く、植物性油脂を使った物が売ってるんだけどさ、それの商品名は大抵『ホイップ』って書いてあるの。ホイップ――つまり、泡立てる前の液体なのに」

“不,作为鲜奶油的替代品,有卖稍微便宜一点,使用植物性油脂的东西,那个商品的名字一般都写着‘回收’。气泡——也就是说,明明是起泡前的液体”

「……つまり、原料に製品名を付ける感じか? 挽肉を『ハンバーグ』と名前を付けて売る的な?」

“……也就是说,给原料加上产品名称的感觉吗?肉末是加上“汉堡牛肉饼”来卖的吗?”

「ふふっ、まぁ、砂糖を入れてホイップすればホイップクリームになるから、ハンバーグよりは近いけど、そんな感じよね」

“呵呵,嘛,放糖后搅拌的话会变成奶油,虽然比汉堡更接近,但是有这种感觉。”

トーヤの微妙な例え話に、ハルカは笑いながらも頷く。

对于TOYA微妙的比喻,Haruka笑着点点头。

挽肉にハンバーグと書いたら確実に苦情が出ると思うが、ホイップなら許されるのは不思議と言えば不思議である。

如果在肉末上写上汉堡牛肉饼的话,确实会有人提出抱怨,但是如果是果肉的话,就可以被原谅,这一点很不可思议。

「日本の商品名は、案外そういうのってありますよね。外国だとどんな名前なんでしょうね? まさかそのままって事は無いと思いますが」

“日本的商品名,意外地有这样的东西呢。在外国是什么名字呢?我想不会是那样的”

「商品名が『泡立て』とか『撹拌』? 斬新ね」

“商品名是‘起泡’或者‘搅拌’?真新颖啊”

斬新で面白いかも知れないが、売れるかどうかは疑問である。

也许新颖有趣,但能否畅销还是个疑问。

「しかし、これで上手く牛乳が搾れるようになれば、生クリーム、使い放題かぁ……ムフフッ。夢が広がるよー。生クリームって、買ったら高かったから」

“但是,如果牛奶能很好地挤出来的话,生奶油就可以随便用了吧……哼哼。梦想会扩大哦。鲜奶油买了很贵”

口元に手を当て、目尻を下げて笑うユキ。

手贴在嘴边,低着眼角笑着的小雪。

俺もアイスクリームとか食べたいから、協力するにやぶさかではないが、実際に絞るとなると、簡単ではないだろう。

我也想吃冰淇淋,所以很愿意合作,但实际上要榨取的话,就不简单了。

「だからこそ、『ホイップ』が売ってるわけだけどね。でも、問題は、どうやって生け捕りにするか、よね」

“正因为如此,才会有‘回车’在卖。但是,问题是,怎么生擒呢?”

「ああ。まず、性別確認しないといけないから、今みたいに、出会い頭に殺すわけにはいかないぞ?」

「啊。首先,因为必须要确认性别,所以不能像现在这样,在头上杀人哦?”

「うっ! せっかく使える機会が来たと思ったのに、いきなりお役御免? あたしの魔法」

“唔!好不容易有了使用的机会,却突然来了,真是对不起?我的魔法”

「牛乳、欲しいんだろ?」

“你想要牛奶吧?”

「そりゃそうだけど~~。ナオ、近づかれる前に性別判定、できない?」

“那倒是。娜奥,在接近之前不能判定性别吗?”

「なかなかに難しいことを言うなぁ? 雌雄の判断なんて」

“说了相当难的话啊?雌雄的判断什么的”

ライオンとかなら、遠くからでも雌雄が判りやすいが、牛の雌雄は遠くから見分けるのは……難しい。

如果是狮子的话,从远处也很容易分辨出雌雄,但是要从远处分辨出雌雄的话……很难。

ホルスタインぐらいに乳房が大きければ遠くからでもよく判るが、ストライク・オックスの場合はどうなんだ?

如果在霍尔斯坦因左右乳房大的话,从很远的地方也能很好地判断,但是好球·奥克斯的情况怎么样?

それに、正面からだとそのあたりがよく見えないし。

而且,从正面看不清楚那附近。

「う~ん、それは大丈夫じゃね? 突進前に確認できなければ、一度避ければ良いだけだし。それに、ストライク・オックスって結構イイモノをお持ちですよ?」

“嗯,那应该没问题吧?”?突进前如果不能确认的话,就避开一次就好了。而且,好球和好球有着非常好的东西哦?”

「……まぁ、そうだな?」

“……嘛,是吗?”

トーヤが指さしたのは、俺が雄牛と判断したナニ。

托亚指的是,判断我是公牛的娜尼。

横から見れば、遠目でも判る程度に目立っている。

从侧面看的话,突出到远处也能看出来的程度。

……元気になったら、どれくらいのサイズなんだろう?

……身体好了的话,是多大尺寸的呢?

「なにを――、っ! セクハラだよっ!」

“什么?——!这是性骚扰!”

俺たちの後ろから覗き込んだユキが抗議の声を上げるが、トーヤは平然と応える。

从我们背后偷窥的雪发出了抗议的声音,但是托亚平静地回应了。

「いや、でも、他に判別方法、ないだろ? これの有無か、乳房の有無以外」

“不,但是,没有其他判别方法吧?有无这个,有无乳房以外”

プロなら他の方法でも見分けられるのかも知れないが、少なくとも俺は知らない。

如果是专业的话,也许用其他方法也能分辨出来,但至少我不知道。

角の有無で雌雄が判定できる動物もいるが、牛は両方に生えているし、多分このストライク・オックスも同じだろう。

虽然也有动物可以根据有无角来判断雌雄,但是牛都长在两边,大概这个好球·牛克斯也一样吧。

「第一、オークのヤツとか、平然と切り落としてるじゃねぇか、解体するときとか」

“第一,橡树的家伙什么的,不是很自然的就砍下来了吗,解体的时候什么的。”

「あいつら、ブルンブルンさせながら襲いかかってくるからなぁ。真っ正面に立つと、丸見え」

“那些家伙们,一边打着灯笼一边袭击过来。站在正前方的话,会看到整个”

魔物相手に言っても仕方ないだろうが、ちょっと遠慮してくれと。

跟魔物对方说也没办法,但还是要稍微客气一下。

「それはそうだけどぉ~。ナツキ~、ナオたちがひどい」

“那就这么多。夏树~娜奥他们太过分了」

「はいはい。気にしないことですよ、ユキ。それは仕舞っちゃいましょうね」

“是的是的。不要在意,小雪。那就收拾一下吧”

ナツキは泣きついてきたユキを軽く受け流し、転がっていたストライク・オックスの死体を「よいせ!」とマジックバッグに放り込んだ。

夏树轻轻地接受了哭着的雪,对摔倒的好球·牛克斯的尸体说:“给我好!”于是就扔进了魔术包。

500キロぐらいはありそうなのに、ナツキの筋力も随分と上がったものである。

虽然好像有500公斤左右,但是枣的筋力却有了很大的提高。